予選敗退の危機にあるレアルマドリードが、ホームでボルシアMGを迎え撃った試合。追い詰められた白い巨人はどういう戦いを見せてくれるのでしょうか。
ということで先日行われたレアル・マドリードvsボルシアMGの感想です。
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両チームのスタメン
レアルマドリード
GK:クルトワ
DF:ルーカス・バスケス、ヴァラン、セルヒオ・ラモス、フェラン・メンディ
MF:モドリッチ、カゼミーロ、クロース
FW:ロドリゴ、ベンゼマ、ヴィニシウス
GK:ゾマー
DF:ライナー、ギンター、エルヴェディ、ヴェント
MF:プレア、クラマー、シュティンドル、ノイハウス、テュラム
FW:エンボロ
ベンゼマ(前9)(前31)
①対策が見事に機能
レアルマドリードはセルヒオ・ラモスが復帰。4-1-4-1の迎撃守備を行っていました。対してボルシアは守備時4-4-2の同サイド圧縮守備からのカウンターを狙っていました。
試合が開始するとマドリーの対策が見事に機能します。モドリッチ、クロースが状況に応じてボランチへのパスコースを消して、ウイングがサイドバックを押さえる守備はビルドアップを困難に陥れました。また同サイド圧縮守備の弱点であるサイドチェンジを多用する(出来る状況を作る)ことでボルシアDF陣は揺さぶられ続けます。
そして楽な状態でボールを持てたバスケス、ロドリゴのクロスからベンゼマの2ゴールが生まれます。
終始マドリーが優勢な状況で前半を終えます。
②不安定さが露呈
後半ボルシアは右サイドにザカリア、左サイドバックにラザロを投入しボールの出し手(セルヒオ・ラモス、クロース)を抑え1対1の強度を高めようとします。
実際ザカリアは右サイドに推進力と強度をもたらしチャンスをもたらしますが、ラザロは投入直後にロドリゴにぶち抜かれるなど不安定さが露呈。これではどうしようもないです。またショートパスを繋ぐことにやや固執している節があり、殆どロングボールが無かったためマドリー守備陣は容易にある程度対応することが出来、試合の主導権を譲ることはありませんでした。
ボルシアも3枚替えをするものの及ばずマドリーは快勝で決勝トーナメント進出を決めることが出来ました。
③極上品のプレー
マドリーにとってセルヒオ・ラモスの復帰が大きかったのは言うまでもありません。この試合も安定した守備に加えてゲームメイク面でも輝きを見せ、ロングフィードをガンガン通していました。本当に欠かせない存在です。
それによりモドリッチ、クロースが気兼ねなく前に出ることが出来て持ち前のゲームメイク能力を遺憾なく発揮してくれました。特にモドリッチの気の利いた(利きすぎている)プレーは「極上品」でした。
一方ボルシアはロングボールを上手く使えなかったのが大きかったと思います。ただフィードに定評のある選手、ロングボールを収められる選手がいないのも事実で仕方が無い部分はあります。
インテルvsシャフタールがドローで終わったことにより両チームの決勝トーナメント進出が決定しました。見事ハイレベルな混戦を抜け出した2チームの今後の戦いぶりにも注目していきたいです。
では