きちのうすめ雑記

きちが好きなことについてうすく書いていきます。

【改訂版】交代枠増加によるメリット、デメリットについて【サッカー】

※当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

今回はプレミアリーグで度々議論になっている「交代枠」について書いていきたいと思います。以前取り上げさせて貰いましたが、唯一「5~3」に戻しているプレミアリーグを見ていて、気付いたことや感じたことがあったので再び取り上げたいと思います。

f:id:kichitan:20201110123519j:plain

Getty Images

前回の記事はコチラ↓↓

kichitan.hatenablog.com

 

①特殊日程による怪我人の増加リスク

今シーズンのプレミアリーグは9月12日開始で5月23日に終了します。過去2018-2019シーズンでは8月11日開始5月12日に終了しています。実質2週間分圧縮されており、その分ミッドウィークの試合が多くなることを意味しています。さらに昨シーズン終了は7月21日で約1ヶ月半足らずの休みしかなく、欧州カップ戦に参加しているチームは1ヶ月も休みがないままシーズンに突入しています。

当然怪我のリスクが高まることは間違いなく、例年ボクシングデー(今季は15~17節)があり過酷さが問題になっているプレミアリーグは、更に苛烈な日程をこなすことを余儀なくされています。そんな中、主要リーグではプレミアリーグのみが交代枠を3に戻しシーズンを始めています。これは監督や選手達が悲鳴を上げるのも無理はありません。

 

②有利、不利などは言ってられない状態に

確かに交代枠の増加はビッグクラブ優位のルールであると言われています。(上記記事でメリット、デメリットは書いています。)しかし現状は有利、不利などは言ってられない状態になりつつあり、「選手をいかに守るか」が焦点になっています。

選手層が薄い中小クラブにとっては中心選手の怪我が致命傷になります。そして今年の特殊な過密日程の中、酷使せざるを得ない状況になります。そんな中交代枠が増えたのは大きな助けにはならないのかなとは思います。

特に選手層が薄い中、上位で戦っているアストンビラサウサンプトン等のクラブにとっては出来るだけ勝負が決まりそうな時に少しでも主力を休ませたいのはあると思います。僅か10分の休息、出場でもメンタル面、回復面では大きく違うとも言われていますのでその時に交代枠が無いのは非常に痛いです。

今シーズンの状況を見ると、現行ルールではビッグクラブ優位どころか逆に中小クラブが急に失速する可能性の方が高いと思われます。

 

③選手達の健康を守る為に

今回のプレミアリーグの状況を見て私は「選手達はロボットではない」ことを改めて感じました。前回の記事では、戦略的な部分で選手層が厚いビッグクラブ優位、戦術家優位を挙げていましたが今はただ「選手達の健康を守る為に」賛成です。

結局どれだけ層が厚くても怪我人が続出すれば意味はなく、仮に怪我をしなくても選手達のガス欠寸前のパフォーマンスを見て観客は楽しいと思うのでしょうか。やはり個々が力を出し切る素晴らしい試合を見てみたいです。

今シーズンは正直ルール改正は難しいと思います。しかし今後は全試合無理でも、ボクシングデーのみ許可や、ミッドウィーク試合のみ許可など段階的に取り入れて欲しいです。

 

何よりファンの方々は只々こなす試合ではなく、「熱い試合」を求めている人が多いと思いますので、、、。

 

では

 

プレミアリーグ サッカー戦術進化論

プレミアリーグ サッカー戦術進化論