今回は主要欧州リーグの2020~2021シーズン注目のチームについて書いていきたいと思います。
大型補強や昇格、新監督就任のチーム中心となっています。
第10回目は「リヴァプール」です。
主な加入選手(2020 9/23現在)
ツィミカス(←オリンピアコス)
ジョタ(←ウォルバーハンプトン)
主な放出選手(2020 9/23現在)
ロブレン(→ゼニト)
ララーナ(→ブライトン)
①主力はそのまま
コロナ下の影響で噂されていたヴェルナー(現チェルシー)の獲得は頓挫し、補強は縮小傾向にありました。プレミアリーグ優勝を果たした主力はそのままで、余剰人員であったロブレン、ララーナを放出、左サイドバックのツィミカスを獲得しましたが、バックアップの域を越えず現有戦力の成長を促す戦い方をする必要がありました。
実際ネコ・ウィリアムズ、ファン・デン・ベルフ、カーティス・ジョーンズ、リアン・ブリュースターなど若手の起用を増やし開幕を迎えました。
②戦術バリエーションの増加
しかし開幕後ビッグディールが成立します。チアゴ・アルカンタラの獲得です。ボール技術に優れたワールドクラスの司令塔で、プレービジョンとパスセンスに秀でた選手です。やや硬質な中盤において「変化」を付けられる存在で、昨シーズン問題となったサイドバックを抑えられた時の遅攻のバリエーションを増やす存在となり得ます。
そしてウォルバーハンプトンのジョタの獲得もありました。オフザボールに秀でた選手でやや好不調の波はあるものの、献身性なプレースタイルはリヴァプール向きだといえます。サラー、マネのバックアップとして起用されそうです。
③4人目の選手
今シーズンのリヴァプールのキーマンは「4人目の選手」です。現時点でレギュラーメンバーはほぼ決まっており戦い方も完成していると言えるでしょう。ただ他のチームも対策しており、ナポリ、シティ、アトレティコには実際辛酸を舐めています。
その為試合の流れを変えられ、レギュラーメンバーに刺激を与える選手の存在が不可欠となっています。
特に3センター、3トップの競争は激しく
センターハーフ:チアゴ、チェンバレン、ナビ・ケイタ、ミルナー、カーティス・ジョーンズ
センターフォワード:南野、オリギ
が日々レギュラー争いをしています。
彼らの活躍と台頭が今シーズンのカギとなりそうです。
では