今回は2020年阪神タイガース 戦力外選手について書いていきます。
①代打でも起用も
最初は伊藤隼太選手です。2011年ドラフト1位で慶応義塾大学から入団、当時は大学日本代表の4番を任されたこともあって、巨人の高橋由伸選手と同等の活躍を期待されました。しかし2012年開幕1軍に起用されるものの攻守走においての実力不足を露呈、2軍生活が続きますがプロ初本塁打が満塁弾になるなど光るものはありました。
2013年も同様1軍ではぱっとしませんでしたが2014、2015年には100打席以上に立ち可能性を示していました。しかし2016年に右肩を故障、2年間の冷却期間を設けることとなります。
2018年には貧打に喘ぐチーム状況の中、クリーンナップでの起用を含めて勝負強さを随所で発揮、自己最多の96試合に出場します。
しかし翌年は近本選手や陽川選手の台頭で1軍出場無し、2020年には開幕前に藤浪投手含む食事会に参加、新型コロナウイルス陽性になり大ヒンシュクを買うことになりました。またサンズ選手の加入により2軍の試合の出場もままならず、今回戦力外通告となりました。
②長年ブルペンを支える
次は岡崎太一選手です。2004年能見投手と共にドラフト自由枠で入団。一軍出場は15年通算でわずか119試合とかなり少ない選手ですが、ここまで重用されていたのは貴重な捕手枠の関係や2軍での振る舞いも関係していたと思います。
しかしチャンスを生かしきれなかったのも事実で、2016年には骨折、2017年はプロ初本塁打を放つも梅野選手のバックアップに甘んじました。当時の首脳陣の評価が高かっただけに残念です。
そして今年、榮枝選手の加入により戦力外となりました。
③1軍では通用せず
そして横山雄哉投手です。2014年ドラフト1位で入団しましたがとにかく怪我に泣かされた印象が強いです。一度は育成契約を結びながら、復帰した2020年も1軍では通用せず無念の戦力外通告となりました。
高野圭佑投手は石崎投手とのトレードで昨年加入、昨年何度か起用されましたが期待に応えられず、今シーズンも1軍登板は無く戦力外になりました。
福永春吾投手は2016年ドラフト6位で入団。2軍では好成績を収めるも1軍では結果が出ず戦力外となってしまいました。昨シーズンのヤクルト戦で5点差を追いつかれてしまったのが印象に残っています。
今年佐藤選手など華々しく入団する選手もいれば、ドラフト1位ながらひっそりと球団から去る選手もいます。寂しいですがそれもプロの世界、各選手達の第2キャリアが上手くいくことを願っています。
では