今回は主要欧州リーグの2020~2021シーズン注目のチームについて書いていきたいと思います。
大型補強や昇格、新監督就任のチーム中心となっています。
第3回目は「ビジャレアル」です。
主な加入選手(2020 9/6現在)
パレホ(←バレンシア)
コクラン(←バレンシア)
久保(←レアルマドリード)
主な放出選手(2020 9/6現在)
キンティージャ(→ノーリッジ)
ソリアーノ(引退)
①精神的支柱を2人失った影響
昨シーズンヨーロッパリーグ出場権を獲得したビジャレアルですが、新監督にセビージャ、パリ、アーセナルで監督を務めたエメリ監督を招集。
補強も退団したカソルラ、引退したソリアーノの大きな穴をバレンシアからパレホ、コクラン、レアルマドリードからレンタルで久保を獲得。戦力の保持には成功しました。
しかし戦力以上に生え抜きの精神的支柱を2人失った影響は大きく、新たなチームの構築に注目されます。
②日本の至宝
「日本の至宝」久保の移籍でも注目されましたが、プレシーズンの様子を見ると基本4-2-3-1の2列目全般を担うことになるでしょう。現在2列目にはジェラール・モレノ、チュクウェゼ、モイ・ゴメス、オンティベロスなどタレント揃い、更にイボーラ、パレホもこなすことが出来る為レギュラー争いは苛烈ですがヨーロッパリーグもあり過密日程が続くので、多くのチャンスは与えられると思います。あとはしっかり生かすことが出来るかどうかですね。
③ヨーロッパリーグマイスター
「ヨーロッパリーグマイスター」とも言えるエメリ監督の就任は大きいと思います。戦術家として知られ、数々のシステムを組み合わせ相手の裏をつきます。セビージャでの3連覇は未だに印象に残っています。
しかしパリ、アーセナルで失敗したようにエゴの強いスター選手の扱いは上手くなくパリではネイマールに振り回され、アーセナルではエジルとやり合う等度々問題にされていました。また戦術を練り過ぎて選手の特長を消してしまう場面も少なくなく、「策士策に溺れる」場面が少なからずあります。
しかしエゴがそれほど強くなく野心溢れるクラブではその能力は存分に発揮出来ると思います。そういう意味ではビジャレアルというクラブは打ってつけです。
新監督の就任と新たなサイクルを始めたビジャレアル。注目していきたいです。
では