今回は主要欧州リーグの2019~2020シーズン総括を書いていきたいと思います。
シーズン全試合を終了した注目していたチームについてのみなので大半抜けていますのであしからず。
リーグ 勝ち点56 14勝 14分 10敗 56得点 48失点 8位
リーグ杯 4回戦敗退
ヨーロッパリーグ 決勝トーナメント1回戦敗退
主な加入選手
マルティネス(←レディング)
ティアニー(←セルティック)
マリ(←フラメンゴ)
ダニ・セバージョス(←レアルマドリード)
ネルソン(←ホッフェンハイム)
マルティネッリ(←イトゥアーノ)
ペペ(←リール)
ヌケティア(←リーズ)
①最悪のチーム状況
プレミアリーグで外国人監督が成功する為の第一条件は「流ちょうでウェットに富む英語が話せ、コミュニケーションが円滑にとれる」ことです。そういう意味ではエメリ監督は最低限の条件が満たされていませんでした。
コミュニケーション能力の不足は緻密な戦術をベースにするエメリ監督が目指すサッカーの遅延を意味しており、結果が出ないことでひずみが起き、最終的にメディアや選手と修復不可能な関係になってしまいました。特にエジルとの対立は深刻で、幾度もメディアで取り上げられていました。
最終的にチームを去ることになりましたが前所属のパリSGでもネイマールとの衝突が報じられているなど、アクの強いキャラが多いビッグクラブはやや重荷だったと思います。そして後任に就いたのは、、、
②アルテタ監督就任
マンチェスターシティのアシスタントコーチであり「ペップの後継者」として期待されたアルテタ監督の就任は監督経験の無さを憂う意見もありましたが、大いに期待が持てる抜擢でした。しかし就任当初は
・DF陣の相次ぐ故障
・軸となるラカゼットの不調
・ファウルトラブル
など様々な困難が待ち受けており中々結果を出すことが出来ませんでした。就任後1勝5分1敗と勝ち切れず、グアルディオラ監督の戦術を取り入れながらも浸透しない時期が続きました。しかし終盤3-4-3の左肩上がりの可変システムに希望を見出し選手の適材適所を見極めると、結果も徐々に付いてきました。
結局リーグ戦は8位で終わりますがFAカップは優勝。見事シェフィールド、シティ、チェルシーという強豪を破ってのタイトル獲得は評価されるべきです。
③志の高さを感じる戦術合戦
アルテタ監督は戦術的には間違いなく「ペップの後継者」です。しかしマネジメント的にはまだまだ未知な所があります。結局決裂したエジルとの関係やコンディション不良もありましたが度々レギュラーから外したラカゼットとの関係も気になる所です。
しかしアーセナルのサッカーのクオリティは今後間違いなく期待が持てます。FAカップ準決勝のシティ戦のような志の高さを感じる戦術合戦を今後も見れそうです。
最後に
「そういった事も起こるものだよ。数年前にも起こっていたと思う。オーバメヤンはトロフィーの扱いをもっと経験する必要があるね。我々と一緒に慣れていけばいいさ。」
FAカップ優勝時、カップを落としてしまったオーバメヤンに対する粋な言葉です。
では