ランパード監督政権下の選手の成長具合が凄いです。
先日行われたレスターvsチェルシーの感想です。
スタメンはコチラ
レスター
GK:シュマイケル
DF:ジャスティン、エバンス、ソユンク、チルウェル
MF:アジョゼ・ぺレス、ティーレマンス、ディディ、プラート、バーンズ
FW:ヴァーディー
チェルシー
GK:カバジェロ
DF:ジェームズ、ズマ、リュディガー、エメルソン
MF:マウント、カンテ、ギルモア
FW:ウィリアン、エイブラハム、プリシッチ
レスター 0-1 チェルシー
バークリー(後18)
①膠着状態
FAカップ初優勝を狙うレスターと、ランパード監督初タイトルを狙うチェルシーとの準々決勝です。
レスターは積極的な前からのプレスと4-5-1のブロック守備で守り、チェルシーは4-5-1のブロック守備で待ち構える形になりました。
レスターはサイドを起点に攻撃を組み立てますがチェルシーの粘り強い守備に苦しみます。チェルシーもレスターのプレスに苦しみエイブラハムへのロングボールに活路を見出そうとしますがカバジェロは繋げるGKではないので散発的な攻撃になります。
両者膠着状態で前半を終えます。
②采配の的中
先に手を打ったのはチェルシー。コバチッチ、バークリー、アスピリクエタを同時投入し打開を狙います。この采配は見事に的中、コバチッチは中盤にリズムを生み、バークリーはニアゾーンランにより攻撃に奥行きを作り、アスピリクエタは抜群の戦術眼で攻守における安定感を生み出しました。
そしてウィリアンのクロスにバークリーが飛び込み先制点。オンザボールのイメージが強い選手だったので最近のバークリーの動きは驚きです。
攻勢にでるレスターですが、中央を絞るチェルシー守備陣の前にビルドアップが安定せず縦パスは悉くカットされ攻撃の型が最後まで作れずゲームセット。
チェルシーがベスト4に進む結果となりました。
③中堅選手のレベルアップ
難敵レスターに勝ったことはチェルシーにとっては大きかったと思います。特にバークリーやエメルソン、リュディガーなど中堅選手のレベルアップが顕著で、若手選手の突き上げと合わせて今後が楽しみな結果となりました。
レスターにとってはやはりリカルド・ペレイラの離脱が非常に痛かったと思います。ジャスティンも良い選手ですがどうしても質量ともに劣っていると言わざるを得ません。サイドバックの能力に頼らないビルドアップの構築、特に右はジャスティンの推進力を生かす攻撃の型を作る必要がありそうですね。
では