両チームのスタメン
エバートン
GK:ピックフォード
DF:コールマン、ホルゲイト、キーン、ディーニュ
MF:ゴードン、アンドレ・ゴメス、トム・デイヴィス、イウォビ
FW:リシャルリソン、カルバート・ルーウィン
GK:アドリアン
DF:アレクサンダー・アーノルド、ファン・ダイク、マティプ、ミルナー
MF:ヘンダーソン、ファビーニョ、ナビ・ケイタ
FW:南野、フィルミーノ、マネ
①リヴァプール対策
ナポリ時代にリヴァプールを撃破したアンチェロッティ監督。流石の采配でした。サイドハーフをリヴァプールの両サイドバックに付け、2トップでその空いたスペースを埋めボールを奪うと素早くサイドの裏に送り込む。その戦術を選手達はしっかりと体現しリヴァプールを苦しめました。
特にマネをほぼ完封したコールマンの働きは特筆に値しますが、全選手の献身性が大きかったと思います。またあわやゴールという場面も作り出しており、勝利できなかったことが唯一であり最大の悔いだったと思います。
②左サイドバック
リヴァプールはロバートソンが不在、ミルナーも前半終了間近で負傷交代、ゴメスがスクランブルで出場することになりました。しかし右利きで守備的な役割で持ち味を発揮するゴメスに攻撃の幅を求めるのは酷で、さらにマネが途中で引いてしまった事により左サイドの攻撃は完全に停滞。右に偏った攻めはエバートンにとっては好都合で攻撃の糸口を見出すことが出来ずに無得点で終わりました。
途中で投入されたオリギ、チェンバレンも違いを作れず、クロップ監督がミルナーの怪我後上手く修正出来なかったのが大きかったと思います。
③かなり馴染めてきた
スタメンで出場した南野ですがかなり馴染めてきたなという印象はあります。以前まであった動き出しが早すぎる問題や、ボール欲しさにアピールしすぎる問題が解消されスムーズにボールを運ぶことが出来ていました。反面献身性はあるものの動き過ぎだという印象はうけます。もう少し動きにメリハリがつけば相手も読みづらくなり驚異的なアタッカーになれると思います。
ヴェルナー獲得がとん挫し資金不足が心配されているリヴァプールにとって南野の活躍は相当期待されるものだと思います。しかし味方との連携が不可欠な南野にとってはまだまだ時間が足りないです。今シーズンは適応期間だと割り切って起用されると思います。タイトなスケジュールで出場時間も増加すると思われる今後、いくらかは次シーズンに向けてのポジティブな材料を見つけていきたいですね。
では