ついに中断していた欧州リーグが再開します。その中で注目チームを主要リーグから取り上げていきたいと思います。
今回はイングランドプレミアリーグの「マンチェスターユナイテッド」です。
中断前までの成績
29試合 12勝 9分 8敗 勝ち点45 44得点 30失点 5位
①ブルーノ・フェルナンデス
今シーズン冬の加入ながら今や攻撃陣の軸となっているブルーノ・フェルナンデスの働きは特筆に値します。個々の能力に依存していた攻撃陣を上手くオーガナイズし、司令塔として機能し、カウンター頼みの攻撃に上手くアクセントをつけました。
特にポジショニングが非常に上手く、サッカーIQの高さを証明しています。プレミアの激しい当たりを躱す意味でも効果的だったと思います。また時折放つミドルシュートはラッシュフォード、ポグバ不在のチームにおいて今まで無かったものであり貴重なアクセントとなっています。
彼の獲得が現在もCL出場権に何とか踏みとどまっている大きな要因となっています。
②ポグバの復帰
そしてCL出場権を獲得するにおいて重要になってきそうなのはポグバの復帰です。彼の起用法がチームの運命を左右するファクターになり得ると思います。
特にブルーノ・フェルナンデスとの共存は大きな話題になっています。個人的には役割を分担してあげれば共存は可能であると思います。ポジショニングに秀でたブルーノ・フェルナンデスとオンザボールの「怪物」ポグバはバランサーであるフレッジと共に2センター+トップ下などで起用すると面白いと思います。FW陣がやや心許ない為ポグバをトップに起用するのも一つの案です。
③意地でもCL出場権を
昨シーズンCL出場権を得られなかったチームにおいて2年連続で出場権を逃す失態はクラブの格を考えるとあってはならないものです。正直リヴァプール、シティに比べればやや選手層や質を考えても一歩劣るものはありますが第2グループにおいてはトップクラスの戦力を有しています。しかしチームの補強戦略の拙さやスールシャール監督の経験不足と戦術の幅の無さが現状の順位を招いています。
現在アッレグリ監督の招集も考えられてはいますが、最低でもCL出場権を得なければ交渉は難航すると思われます。攻撃陣を整理してバリエーションを増やす、個々の能力に合わせた起用法を確立させる。スールシャール監督には意地を見せて欲しいです。
では