今回はMCU第2作目となる「インクレディブル・ハルク」について書いていきたいと思います。
①暴走するヒーロー
今作は「制御出来ない」ヒーローのハルクが主人公です。圧倒的なパワーとスピードで敵を次々をなぎ倒していく姿は爽快ですが、逆に味方にも危害を及ぼす危険性もあります。その表現は特に強調されていて、予想外の怪物に強力な武器を持ちながらも、恐れおののく兵士や、逃げまとう「本来救うべき」一般市民などが印象に残ります。
ちなみにスタン・リーさんは主人公の血が入ったジュースを飲んでしまう役です。
②力への執着
今作の主人公は「力」を失いたい人物です。その為情報の隠蔽、利用したい軍部に狙われ逃げまくります。そしてヒロインと再会し、協力を受けますが結局は私的に利用されます。
家族、人間との決別を招いてもなお諦めない人々の「力」の執着の表現。そしてその「力」の暴走と向き合い、徐々に「ヒーローらしさ」を見せる主人公の対比が見どころです。
③再び表舞台へ
主人公の役であるエドワード・ノートンさんは今作で降板し、後の作品からはマーク・ラファロさんが務めています。顔つきもありますがやや優しい印象が強まった感じです。
またエンドクレジット後ではトニー・スタークが登場。「アベンジャーズ」の存在を仄めかします。サンダーボルト・ロス将軍も後々の作品で登場します。
では