※ネタばれあり
今回は1998年に公開された「名探偵コナン 14番目の標的」について書いていきたいと思います。
今作は「ヘボ探偵」毛利小五郎に焦点が置かれた作品となっております。
警察を辞めた理由や、妻である妃英理との関係性が深堀りされていて終始シリアスでかっこよく描かれています。特に拳銃の腕が警視庁一ニを争う腕という設定は驚きでした。ただ「高所恐怖症」でコミカルな部分を見せるなど「らしさ」を見せる場面もあり今作でファンになった方も多かったと思います。
また妃英理の料理下手もこのころから定着してきたと思います。おまけ映像ではケンカの理由が明らかになるなど結構重要です。
②犯行動機
今回の犯行動機は「味覚を失ったことへの復讐」とある程度普通な動機ですが他が酷いです。「仕事を冒涜した」はともかく「ワインの管理が甘い」「単なる数合わせ」などあり得ない理由で、狂気じみています。
どうしてもトランプに合わせたかった&ミスリードをさせたかったのはわかりますがやや強引すぎる部分はありました。
③同じシチュエーション
最後のシーンでおなじみの爆破が起こり、蘭ねーちゃんが人質に取られます。その際にちょうど小五郎&英理とコナン&蘭のシチュレーションが被ります。
そしてコナンは小五郎が英理を撃った理由を理解しクライマックスへと向かいます。
白鳥警部の迷演技が凄く印象に残りますがコナン=工藤新一が拳銃まで使えるとは、、、超人ぶりが際立せます。「ハワイで親父に…」という有名なセリフが生まれたのもこの作品です。
コナン以外にスポットを当て成功した今作。どんどん作品の幅が広がっているのがわかります。
では