※ネタばれ有
今回は映画「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」についての感想を書いていきたいと思います。
①ケタ違いの迫力
「これぞハリウッド」と言わせるド迫力な演出は素晴らしいと思います。「シン・ゴジラ」で見ることが出来た日本映画の「緻密さ」とは違う、純粋なパワーを感じる映画でした。
特に凄いと感じたのはやはり「キングギドラ」です。昔見た際は「強いけど何処か抜けている」怪獣のイメージが強かったのですが今作は「強力なライバル」感が凄いです。さらに太古の昔に飛来した宇宙生物という特異な設定、ゴジラと太古に覇権を争っていたという歴史も後押しします。
②人が出来ること
あと怪獣に対しての人間が出来ることがよく表現されていると考えられました。怪獣映画での人間の役割は基本的に
・逃げる
・兵器を使い撃退する
というのが多いですが、今回は
・徹底してサポートに回る
という役割を担っています。これは「ゴジラ」という正義の怪獣の力を最大限生かす表現方法であると思いますし、人間が制御しきれない怪獣の力をより際立させる方法だと感じます。日本での「ゴジラ」シリーズもこの方法が多いので馴染み深かったです。
③ご都合主義
この作品の批判的な意見には「人間ストーリーが破綻している」というものが多かったのですが、個人的に感じる部分は確かにありました。全体的にリスクヘッジに対して甘すぎる部分が多く、所謂ご都合主義が強い印象を受けました。
また人間視点での画面が見にくく何が起こっているのがわからないのも勿体ない感はありました。
しかし全体的に見ると面白く満足出来る作品でした。次は「キングコング」との闘いなので非常に楽しみです。
では