先日行われたトッテナムvsRBライプツィヒの感想です。
両チームのスタメン
トッテナム
GK:ロリス
DF:オーリエ、ダビンソン・サンチェス、アルデルヴァイデルト、ベン・デイビス
MF:ジェジソン・フェルナンデス、ロ・チェルソ、ウィンクス、ベルフワイン
FW:ルーカス、デレ・アリ
GK:グラーチ
DF:クロスターマン、アンパドゥ、ハルステンベルグ
MF:ムキエレ、ライマー、エンクンク、ザビツァー、アンヘリーニョ
FW:シック、ヴェルナー
ヴェルナー(後13)
①モウリーニョvsナーゲルスマン
共に戦術家として名を馳せている両監督の采配にも注目された試合でした。前半はトッテナムは守備ブロックを敷きコンパクトに守り、カウンターで3バックの脇のスペースを狙っていました。
対するライプツィヒは3CBのボール回しを起点にシックのポストプレーや高く張り出したウイングバックと2連動し崩す方法をとり、守備時にはホールホルダーと同サイドに素早く圧縮しプレスをかけるスタイルをとってきました。
両指揮官の特徴が出た前半だったと思います。
しかしトッテナムはカウンターの起点となるデレ・アリ、ロチェルソがことごとく潰され上手く機能しませんでした。
またライプツィヒも横の揺さぶりは多いものの裏に抜け出す動きが少ない為決め手に欠け試合は膠着した状態で前半を終えました。
②モウリーニョの采配
しかし後半に試合が動きます。ライプツィヒが続けていた横の揺さぶりが功を奏し、サイドチェンジからギャップが生まれデイビスのハンドを誘いました。そのPKをヴェルナーがきっちり決めてアウェーゴールを決めました。
ホームでの敗戦が近づく中モウリーニョ監督が取った采配はリスクを考えた交代でした。ラメラでサイドの突破を狙う一方デレ・アリ→エンドンべレ交代で中盤の強度を上げカウンターのリスクを減らす。2失点目は絶対に許されないモウリーニョ監督の意思が伝わりました。
③2ndレグを見据えて
一方ライプツィヒはこの変更に上手く対応出来ていたと思います。4、5バックの守備の使い分けでラメラの突破やロ・チェルソの推進力を防ぎ見事アウェーでの勝利に繋げました。ライマー、グラーチの働きが特に素晴らしかったと思います。
トッテナムにとっては痛い敗戦ですがダメージは最低限に抑えた形になりました。モウリーニョ監督もやや2ndレグを見据えた采配にも見えました。
2ndレグはライプツィヒホームで行われますが、怖いのはモウリーニョ監督のチームはアウェーの戦いが得意なことです。
名将対決第2ラウンド。楽しみにしています。
では