今回はドルトムント所属のFWアーリング・ハーランド選手について書いていきたいと思います。先日行われたCLのパリSG戦で衝撃の2ゴールを叩き込んだ「貪欲な点取り屋」です。
①動きの連動性と左足の精度
2019 U-20の1試合9得点、ブンデスリーガデビュー戦で途中出場でハットトリック(ブンデスリーガ初)など数々の記録を持つ選手です。
プレースタイルの特長は「動きの連動性と左足の精度」だと考えています。常に得点に繋がる動きを意識しているのかプレーの選択に迷いがなく、段階を踏んだ動き出しが非常に上手い選手だと思います。もちろん俊敏性も十分にありますがそのクレバーさこそがこぼれ球への反応の良さ、裏を突く動き出しの精度の高さに表されていると思います。ゴールへの「貪欲さ」が生み出した能力でしょうね。
また利き足である左足でのシュートは精度、威力ともに抜群で振りも鋭いためGKが反応しにくいボールを蹴ることが出来ます。
また大きな体を生かしたキープ力も高いです。
②意外に苦手!?
しかし課題もあります。得点の意識が高すぎるのか前への守備は卒なくこなしますが戻りの守備時の切り替えが遅れることが多いです。
また意外にも空中戦は「飛び込む」ヘディングは得意ですが「競り合う」ヘディングは苦手です。なので高さを生かすポストプレーは不得手としています。
③「世界最高のストライカー」候補
今冬にドルトムントに移籍しブレイクしたハーランドですがわずか半年でメガクラブに移籍する可能性は十分にあると思います。契約解除金は7500万ユーロと決して手が届かない値段ではないです。しかし本人はドルトムントで数年はプレーするつもりとコメントしていますので来夏の移籍は可能性は低そうです。
「世界最高のストライカー」候補に見事躍り出たハーランド。その後の活躍を楽しみにしています。
では