先日行われたインテルvsACミランの感想です。
両チームのスタメン
インテル
GK:パデッリ
DF:ゴディン、デ・フライ、シュクリニアル
MF:カントレーバ、ベシーノ、ブロゾビッチ、バレッラ、ヤング
FW:ルカク、アレクシス・サンチェス
ACミラン
GK:ドンナルンマ
DF:コンティ、ケア、ロマニョーリ、テオ・エルナンデス
MF:カスティジェホ、ケシエ、べナセル、レビッチ
FW:イブラヒモビッチ、チャルハノール
①キングダムサッカー
前半はミランの戦術が見事に機能した形となりました。チャルハノールがインテルのブロゾビッチを抑えつつイブラヒモビッチを起点とし、周りが連動する正に「キングダムサッカー」を展開し躍動しました。対するインテルは頻繁に降りてくるイブラヒモビッチをとらえきれず前線からのプレスが全く機能せず瞬く間に2点を奪われました。
②コンテ監督の修正力
前半は全くいいところが無かったインテルですがコンテ監督が見事な修正を施しました。インサイドハーフをサイドバックにマークさせることでプレス強度を上げ、ミランの弱点の一つである左サイドバックの裏をカントレーバに突かせることで一気にチーム全体を押し上げることに成功しました。同点ゴールは正に狙い通りだったといえます。
またそのラインの高さを保つためにエリクセンを投入し低い位置でゲームメイクさせることでゲームをコントロールし押し込んだ状態のまま追加点を挙げタイムアップを迎えました。インテルのチーム力の高さをまざまざと見せる結果となりました。
③戦い方の確立
後半での修正が出来ず批判されているピオリ監督ですが正直仕方がない部分はあったと思います。現陣容で出来る戦いは出来たと思いますしこの短期間でイブラヒモビッチを中心としたチームを作ることに切り替えた判断は素晴らしいと思いました。
大きな課題である左サイドの裏のスペースの守備問題などは解決させないといけませんがおそらく今シーズン一杯はこの戦いで乗り切ることがベストであると思います。
インテルは今シーズンのスクデット獲得により近づいた形となりました。コンテ監督の戦術の確立や冬の補強などプラス要素が多いので、けが人さえ出なければユヴェントスの牙城を崩すことは可能だと思います。今後により期待が持てるでしょう。
では