きちのうすめ雑記

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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ~理不尽さ~【ガンダム】

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※ネタバレ有

今回は機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズについてです。

近年のガンダムにはあまりない「泥臭さ」を感じられた作品だったのでかなり期待して観ました。実際他のガンダムファン(特に一年戦争ファン)の方にも推されていた作品でした。

 

①理不尽さ

今作は「理不尽さ」を顕著に表した作品だったと思います。戦争で成り上がることでしか生きられない世界で、大人の都合に振り回され続ける少年達の運命。また最後にはダレンスレイヴという「この世界に合わない」兵器で蹂躙されていく主人公達。と正に理不尽の嵐だと思います。戦争=理不尽の塊という描写を上手く表現していると思います。

 

②ビーム兵器が無い

今作はビーム兵器が一切無く近接・砲撃戦がメインになっています。そのため撃墜のシーンではより痛々しく悲惨なものとなっています。戦争で犠牲になっていく人々の命の重さをより感じる場面となっています。その中最後に出てきたのが血も涙もない兵器ダインスレイヴ。より戦争の理不尽さが際立つシーンでした。

 

③駆け足結末

唯一残念だったのがシナリオの終盤です。有能キャラであるマグギリスがバエルを手に入れてからの行動が無策過ぎて「あ、これも策の内か」と思っていましたが呆気なく退場…キャラが崩壊していました。またネタにもされていたオルガの退場シーンもやや唐突過ぎてもう少し演出が欲しかったなと思いました。全体的に感じたのはやや駆け足の印象が強く無理やり収束させたイメージです。途中までは申し分なかったのでかなり残念でした。

 

最初と最後の印象で大きく評価が変わる作品だと思います。個人的には仕切れトンボのイメージが強いので残念かなと思います。もし劇場版が製作されるのであればバッド、グッド関係なくキャラとその場の状況の整合性のとれたシナリオを期待しています。

 

では