今回は2025年前半の阪神タイガーズの及川雅貴投手について書いていきたいと思います。
今シーズン前半の成績
41試合 4勝3敗25H 防御率0.91 WHIP0.83 39.2回 43三振 10四死球
①先発挑戦も
及川投手はプロ2年目の2021年に中継ぎとして39試合に登板。10ホールドを記録&最後まで1軍に帯同し、プロ野球選手としてのスタートを切ることになりました。
しかし翌年はわき腹痛の影響もあり1試合の登板に終わると、2023年は4月下旬から1軍に昇格し一時期はセットアッパー的な立ち位置に戻るも、序列を上げ切れず33試合に登板するも求められている役割を担うことは出来ませんでした。
そして2024年は自身が望む先発再転向を図り5試合に登板。7月31日には先発初勝利を記録しますが、制球面が安定せず四球でランナーを溜め、さらに球数がかさばることで長い回を投げられないという悪循環に陥っていました。そして9月には再び中継ぎ転向を行い適性の高さを示す事に。正直球の力は強く、スライダーは十分空振りを取れており決め球に出来る球。現状では中継ぎに適性があるのは明らかで、新シーズンの役割に注目が集まりました。
②手元で鋭く落ちるスライダーを引っ提げ
そして迎えた2025シーズンですが当初はローテ入りを目指し先発として登板するも、門別、富田投手に奪われる事に。それでも中継ぎとして開幕1軍を勝ち取ると、昨シーズンの疲れを見せる桐敷投手に代わり左の中継ぎの1番手として頭角を現します。
特にジェフ・ウィリアムス氏から指導を受けた決め球のスライダーはさらに威力を増し、打者の前で手元で鋭く落ちる魔球と化し現状被打率.073と素晴らしい数字を記録することに。それによりカットボール、ツーシームも効果的に使う事が出来凡打の山を築くことになり、チーム最多登板も記録。チームに無くてはならない存在になりました。
③いかに疲労を軽減できるかが勝負に
ただ現状チーム最多&キャリアを通しても投げたことのない41試合に登板。
また元々制球に難があり今シーズンも10個を記録。圧倒的な投球をしている内はいいものの疲れがたまると長打の被打率も増えてくるので大量失点も想定される状況に。兎に角後半戦に向けてはいかに疲労を軽減できるかが勝負になりそうです。
そういう意味では現在2軍調整中の桐敷投手の復帰具合が気になることに。休養を十分にとって昨シーズン並みの投球が出来ると及川投手の負担軽減にも繋がってくるので、彼の復調に期待したいです。
決め球を磨き、圧倒的な投球を披露している及川投手。後半戦の活躍も期待しています。
では
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