今回は主要欧州リーグの2024~2025シーズン注目のチームについて書いていきたいと思います。
第7回目は「ACミラン」です。
主な加入選手
パヴロヴィッチ(←ザルツブルク )
エメルソン(←トッテナム)
フォファナ(←モナコ)
エイブラハム(←ローマ)
主な放出選手
ケアー(→フリー)
カルル(→ユベントス)
ポベガ(→ボローニャ)
アドリ(→フィオレンティーナ)
ジルー(→ロサンゼルスFC)
基本フォーメーション
新シーズンの目標
セリエA優勝
新シーズンのノルマ
リーグ4位以内
チャンピオンズリーグベスト16
①アタッキングサッカーを志す事で有名な監督が就任
昨シーズンは最終的に2位に滑り込んだものの上澄みは少なく、シーズン後にピオリ監督が退任。後釜にはアタッキングサッカーを志す事で有名なフォンセカ監督が就任。
チームもケアーやジルーなど近年の躍進を支えてきたベテラン、伸び悩んでいる若手選手を放出する一方、ユーロでスペイン代表の優勝に貢献したモラタ、有望株であるパヴロヴィッチ、5大リーグで実績のあるフォファナ、エメルソンを獲得。
そして開幕戦でモラタが負傷した為、近年は怪我や不振により出場機会は少ないものの2021-2022シーズンにはセリエAで17ゴールを記録したエイブラハムを獲得しシーズンを臨む事となりました。
②余りにも低調なスタートに
しかしチームは開幕3試合で2分1敗とスタートダッシュに失敗。4節には初勝利は挙げたものの、スクデットを奪還するには余りにも低調なスタートになりました。
その大きな原因となっているのがその戦い方。チームはハイラインを敷くもプレスのかかりが甘く裏を容易に突かれ失点が増加。だからと言ってボールを保持しようにも配置が悪く元々ポゼッションが得意ではない選手も多い為ビルドアップが破綻。今の所ボールは繋げないものの堅守からのロングカウンターが光っていた昨シーズンよりも悪さだけが目立っており、フォンセカ監督の課題が見事に露呈する事になってしまいました。
またそんな時頼りに出来る「個」の力も、チームで最も強みであるテオとレオンのコンビと監督との緊張状態が報じられることに。実際レギュラーを外されることもあり、チーム最大の武器を使えない状況に。ここまでの悪循環では低迷も止むを得ないでしょう。
③自身の哲学を押し通した結果、チームの良さを消す
そんな中早くもフォンセカ監督の進退が問われており、今月に行われるチャンピオンズリーグのリヴァプール戦とミラノダービー次第では早期解任もあり得ると報じられています。
正直自身の哲学を押し通した結果、チームの良さを消してしまっているフォンセカ監督の自業自得とは思いますが、「勝利」が何よりの良薬。この2戦で未来が見えると一気に上場気流に乗ることも十分可能。ただその為にはプレスの整備や最低限のビルドアップの構築が不可欠(テオをセンターバックの1角に置いた3バック起用が現時点で一番上手くいきそうです)でその手腕に注目です。
(※リヴァプール戦は1-3で敗戦。かなり厳しい状況に追い込まれました。)
低調なスタートを切り早くも追い詰められたミラン。今後どのような戦い方を行うのか注目です。
では
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