ベルギーvsルーマニア～大黒柱の活躍で大会初勝利～【サッカー】

前節まさかの敗戦を喫したベルギーと、前節完成度の高さを見せつけウクライナに見事な快勝劇を演じたルーマニア。当初とは違う波乱を呼んでいるグループEの2チームの戦いに注目です。

ということで先日行われたEURO2024グループE第2節ベルギーvsルーマニアの感想です。

ハイライトはコチラ↓↓

www.youtube.com

両チームのスタメン＆結果

前半

ベルギーは前節から4人を交代した守備4-4-1-1の4-2-3-1、対するルーマニアは4-1-4-1を採用していました。

試合は開始直後から動き、ドクからボールを受けたルカクがマイナスに落とすとティーレマンスが右足を一閃。見事にゴールに突き刺さりベルギーが先制します。

追いつきたいルーマニアはセットプレーを中心に攻勢を仕掛けドラグシンのヘッドでゴールを強襲するもGKカステールスのセーブに阻まれると、ベルギーの守備にビルドアップが阻まれ中々攻撃の型を作れません。

ベルギーは右肩上がりのビルドアップでボールを保持。サイドにバランス良くボールを配球される事でドクとルケバキオが積極的に仕掛けを行う事が出来、チャンスを演出。追加点を挙げる事は出来ませんでしたが良い流れを続け前半を終えます。

後半

後半立ち上がりはルーマニアが攻勢に出るもベルギーペースは変わらずデ・ブライネを中心に次々とチャンスを作っていきます。

そしてそのデ・ブライネのパスから抜け出したルカクがゴールネットを揺らすも惜しくもオフサイド。ルカクは前節と合わせ3度目のゴール取り消しと中々不憫な状況が続くものの、その重い空気を払しょくしたのはやはりデ・ブライネ。

カステールスのゴールキックに裏に抜け出すと見事に右足で合わせて待望の追加点。そのまま試合は終了しベルギーが大会初勝利を挙げました。

総評

ベルギーは前節の敗戦から見事に持ち直す勝利。試合自体も押し込む時間が長く内容的にも満足出来るものとなりました。

特にデ・ブライネは攻撃の全権を握りチャンスメイク、フィニッシュと世界最高峰のアタッカーであることを改めて証明。攻撃の軸として獅子奮迅の活躍を果たしました。

kichitan.hatenablog.com

またカステールスも2点目の起点だけでなく確実なセービングでルーマニアの攻撃をシャットアウト。変わらず守備陣は不安定なだけに彼の活躍は今後も不可欠であると言えます。

一方ルーマニアはミドルプレスでダブルボランチのオナナとティーレマンスを抑えることが出来ず好きにボールを回される事に。組織的な守備ブロックも流石にここまで振り回されると苦しいと言わざるを得ません。そんな中でもニツァは的確なコーチングとセービングでチームを幾度となく救う活躍。最後まで可能性を残しました。

初戦敗れたベルギーとウクライナの勝利で、E組は全チームが勝ち点3で並ぶ大混戦に。最終戦は見逃せなくなりそうですね。

では