きちのうすめ雑記

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ワードで楽しむプロ野球~ポスティングシステム~【プロ野球】

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今回はプロ野球でよく出ているワードについて書いていきます。


10回目は「ポスティングシステム」です。

 

MLBへ移籍するために利用できるシステムの一つ

ポスティングシステムとはNPBからMLBへ移籍するために利用できるシステムの一つで、主に海外フリーエージェント権を持たない選手が海外リーグへの移籍を希望した場合に所属球団が行使する権利です。

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この制度が導入されたきっかけは1995年の野茂英雄投手(当時近鉄)と伊良部秀輝投手(当時ロッテ)がFA権を持たない状態で移籍を希望。当時はメジャー挑戦に対して理解が少なく更に制度も無かった為、相当揉めることに。

その結果、野茂投手は任意引退公示を受けることでドジャースへ移籍、伊良部投手はパドレスへのトレードを経てヤンキースへの移籍を実現するも、いずれも遺恨を残すこととに。その後MLB側からも球団間での獲得機会均等を実現する制度の要求もあり、1998年に「日米間選手契約に関する協定」が結ばれポスティングシステムが成立しました。

 

②様々な制度の移り変わりが

その後イチロー選手や松坂投手を筆頭に多くの選手が同システムを利用しアメリカに渡ることに。その巨額な独占交渉権への入札が話題となり、松坂投手は5111万1111ドル11セント、ダルビッシュ投手には5170万3411ドルが動く等多くの資金が投入されるようになりました。

しかし入札金額の高騰化や他球団への流出阻止の為の入札(所謂嫌がらせ)もあったことから2013年には譲渡金額を所属球団が設定する方式に変更します。

ただ新制度では譲渡金に上限が設定された(2000万ドル)ことで高額の譲渡金が期待出来る選手の「出し渋り」が目立つことに。また逆に球団側が譲渡額を高くし過ぎた為移籍出来なかった例もあり、2018年からは選手が契約で保証される額により譲渡金が変動する方式に変更され、今に至ります。

今オフには山本由伸投手(オリックス)と今永昇太投手(DeNA)がポスティングシステムを使いアメリカへ。山本投手に至っては巨額の契約を交わした為、5062万5000ドルもの譲渡金が発生しています。

 

③「球団」が行使出来る制度なだけに

ただあくまでこの制度を行使できるのは「球団」であり、球団が許可しない限りは海外FA権(145日以上の一軍登録が9シーズンに到達)を取得するしか現状は契約解消以外で移籍することは出来ません。

さらに近年ではポスティング移籍をして僅か2年後(稼働年数からすれば国内FA権すら取得していない状況)に国内他球団に移籍した有原投手(ソフトバンク)の例もあり、よりNPBの球団は慎重にならざるを得ないでしょう。

そして25歳未満の選手はマイナー契約しか結ぶことが出来ず、契約によって変動する譲渡金が激減してしまう「25歳ルール」も海外移籍を目指す選手にとって逆風になっています。(大谷選手も該当しておりマイナー契約結びますが、当時は前述した譲渡金額を所属球団が設定する方式であった為2000万ドルを球団に残すことが出来ました。)

その為ポスティングを認めないことの選手と球団との対立は毎年のようにあり、今年は佐々木朗希投手が来季のポスティングでのメジャー移籍に対して球団と意見交換を行い、様々な憶測を呼ぶ事になっています。(ただこの時の焦点は、彼の活躍度合いや年齢になっており、むしろ早くにメジャー移籍したい選手と少しでもお金を得たい球団にとってネックになっているのは25歳ルールとなっています。)

 

より大きな舞台に挑戦したい選手と、有力な選手を安易に手放したくない球団。今後もこの駆け引きは続くと思われ、現行システムで6年続いているポスティングシステムもどのような変化が訪れるか注目です。

 

では

 

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