今回は日本代表の過去のアジアカップでの記録、そして記憶に残ったことを書いていきます。
2回目は「2004 日本代表」です。
結果:優勝
vsオマーン ○1-0
vsタイ ○4-1
vsイラン △0-0
vsヨルダン ○1-1 PK4-3
vsバーレーン ○4-3
vs中国 ○3-1
主な布陣
①多くの主力選手を欠く
前回王者として迎えたジーコ監督率いる日本代表ですが、アテネ五輪へのオーバーエイジ参加を優先させた小野、高原、移籍が決まったばかりの柳沢、負傷の中田、稲本、坪井等多くの主力が欠場する事態に。
唯一招集出来た中村俊輔を中心としてチーム作りを余儀なくされました。
ただこれまで海外組の存在もあって燻っていた選手達にとっては絶好のチャンスとなり、彼らの奮闘が期待されました。
②完全敵地
ただ開催国の中国は当時は政治的理由から国内における反日騒動が激化し、代表選手を乗せたバスが中国サポーターに囲まれ、更に試合前の日本国歌斉唱中は大ブーイングがスタジアムに響き渡ることに。また相手チームを中国のサポーターが応援する等、「完全敵地」で大会を迎えることとなりました。
そんな中でも輝いたのはエース中村俊輔。初戦のオマーン戦で技術が際立つミドルシュートで決勝点を挙げると、続くタイ戦では先制点を喫するも同点となるフリーキックを叩き込み勝利に導き、連勝で決勝トーナメント進出を決めます。
ただ完全アウェーの中チームの出来は決して良くなくその戦いぶりに不安が残り、決勝トーナメントでその不安が露呈してしまう事となります。
③劇的な勝利が続き見事連覇
迎えた準々決勝で日本代表はヨルダン代表の守備に苦戦し、1-1のままPK戦までもつれ込む事に。中村、三都主が外すという絶体絶命の中、活躍したのは「守護神」川口。2本のPKストップと2本のシュートミスという信じられない働きでチームを劇的な勝利に導くと、続く準決勝のバーレーン戦では先制点を許し、しかも前半終了直前には遠藤が不可解な判定で退場と早々に追い詰められます。
それでも後半は共に打ち合い90分には中澤が土壇場で同点に追いつくダイビングヘッドを決めると、延長には玉田が相手3人を躱すゴールで決勝点を挙げ、またもや劇的な勝利で決勝進出を果たします。
決勝は初優勝を狙う開催国中国。当然のように大ブーイングが鳴り響き殺伐な雰囲気となりますが、これまで幾度となく死闘を勝ち抜いてきた日本代表を揺さぶるには至りませんでした。
前半を1-1で折り返すと後半にコーナーキックから中田浩二が決めて勝ち越すと、焦る中国代表の攻撃を悉く弾き返し中村のスルーパスから玉田がトドメとなるゴールを決めて勝負あり。
完全敵地、そして絶体絶命の中見事にその重圧を跳ね返し劇的な勝利を積み重ねた大会連覇。この大会は特に国内組の選手にとって非常に自信を付ける大会となり、皮肉にもW杯での瓦解に間接的ながら繋がる出来事となりました。
では
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