奈良クラブ感想まとめ第31節～第33節～昇格するためにはかなり物足りない結果～【サッカー】

今回は今シーズンクラブ初のJ３昇格を決めた奈良クラブの戦いぶりの感想を書いていきます。

J3リーグ　12勝11分10敗　38得点28失点　勝ち点47　10位

フォーメーション＆結果

試合の流れ＆感想

奈良は累積警告で出場停止の堀内の代わりに森田を起用した守備4-4-2の4-3-3、対する福島はやや右ウイングが引き気味の守備5-3-2の3-4-3を採用していました。

試合は3バックからの配球で奈良のプレスをかわす福島がボールを支配。次々とチャンスを作り出すも岡田のビッグセーブもあり得点を許しません。奈良も徐々に流れを引き戻していくも決定機には至らず、そのまま前半を終えます。

後半も引き続き奈良が流れを作っていくもコーナーキックから長野に直接決められ先制点を許します。しかしその直後に西田のプレスからボールを奪うと、浅川のパスから酒井が冷静に沈め即座に同点に。

その後桑島のシュートがポストに跳ね返るチャンスがあったものの得点には至らずそのまま試合終了。大事な後半戦、ホームで痛い引き分けとなりました。

第32節　FC岐阜戦

フォーメーション＆結果

試合の流れ＆感想

奈良は右サイドバックに生駒、アンカーに森田を起用した守備4-4-1-1の4-3-3、対する岐阜は4-4-2を採用していました。

試合はいきなり動き、コーナーキックから生駒が頭で合わせ先制点を挙げます。岐阜はその後3バック化してビルドアップを試みますが、奈良の強度の高いプレスにより潰され中々ボールを前に運べません。

すると酒井から一気に右に展開してフリーになった生駒のグラウンダー性のクロスを浅川が合わせて追加点を挙げます。さらに飛び出した西田が生地に倒され一発退場し数的優位に立ちそのまま前半を終えます。

後半も奈良が押し込んでいきますが、岐阜の粘り強い守備により得点を奪えません。すると後半開始から投入された窪田のクロスから山内に頭で合わせられ1点を返されます。

1点差に詰め寄った岐阜は更に3人を同時交代して攻勢に出てチャンスを作るも決めきれずにいると奈良はビルドアップのミスと掻っ攫って最後は酒井が決めてトドメとなる3点目。そのまま試合は終了し奈良が10人になった相手に苦しみながらも勝ち点3を得ました。

第33節　愛媛FC戦

フォーメーション＆結果

試合の流れ＆感想

奈良は守備4-4-1-1の4-3-3、対する愛媛は守備4-4-1-1の4-2-3-1を採用していました。

試合は奈良がボールを保持する形になりますが、愛媛のプレスの前に中々ボールを前に進めることが出来ません。それでもセットプレーでチャンスをチャンスを作っていくも中々ゴールに至らずにいると、右サイドからの折り返しのボールから最後は石浦に合わせられ先制点を与えます。

その後奈良も小谷のミドルシュート等攻勢に出ますが決定機を中々作れず、そのまま前半を終えます。

後半も奈良がボールを保持する状況になりますが、ビルドアップのミスから石浦に決められ2点差に。その後嫁阪、可児を投入するも中々得点には結びつかず、後半終了直前にはコーナーキックからトドメとなる3点目を決められそのまま試合終了。

相手の強度に圧倒され完敗を喫することになりました。

総評

シーズンもそろそろ佳境に差し掛かり、内容うんぬんより勝ち点3が求められている状況の中3試合で勝ち点4は正直昇格するためにはかなり物足りないと思われます。

特に福島戦では十分勝てる可能性はあったものの勝ち点3を逃がす事に。昇格権2チームが如何せん勝ち点3をしっかり拾って来るので、かなり厳しい状況に追い込まれたと言えます。

ここから昇格の可能性を残し続けるためには、ミスが発生しやすいビルドアップの機会を極力減らし、ロングボールを当てセカンドボールを拾う中盤の守備の強度を前面に押し出すサッカーを行うことであると個人的には思いますが、それを行うことはイコールチームのコンセプトを捨てることになります。

残り5試合リスクを極力減らし勝負に徹するか、それとも敢えてリスクを負い理想を追い求めていくか、監督の判断にも注目です。

では

きちのうすめ雑記