きちのうすめ雑記

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雀部長次郎~苛烈なまでの忠誠心~【BLEACH】

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※ネタバレ有り


今回はアニメBLEACHのストーリー「千年血戦篇」のキャラ「雀部長次郎」について書いていきます。

(C)久保帯人集英社テレビ東京dentsuぴえろ

①洋風を好むジェントルマン

護廷十三隊一番隊副隊長で元柳斎の腹心、銀髪オールバックに髭がチャームポイントな死神ミドルな男性です。

地上で見たジェントルマンに感銘を受けそれを意識した羽織を自作、紅茶を嗜む等洋風を好んでおり、特技はフェンシングで休日には洋風文化の取り入れに勤しんでいます。

その点においては和を好む元柳斎とは真逆でありながらも二千年以上腹心として仕えており、口での命令なしで任務を遂行出来る等非常に強い信頼関係で結ばれています。

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ただ原作では殆どセリフが無く、出番も僅か。その印象の薄さから「千年血戦篇」まではその不遇さが目立っていました。(斬魄刀もそれを気にしている様子でした。)

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②苛烈なまでの忠誠心

作中ではルキア救出時に大前田、虎徹勇音と共に一護の前に立ちふさがるも一瞬で撃破され、空座町決戦でも結界の外での見張り役を務めるも戦闘は無い等、前述したように不遇の扱いを受けていました。

さらに千年血戦篇では一番隊隊舎に攻め入って来たドリスコールに対峙、二千年ぶりに卍解を解放するも「星章化(メダライズ)」によって略奪され敗北。元柳斎に何か(卍解を奪われる)を伝えようとするも途中で力尽きます。

そしてその後、彼が

・本来は隊長になってもおかしくない実力を持っていた

・京楽や浮竹が生まれる以前より卍解を会得していた

・元柳斎への苛烈なまでの忠誠心により一番隊副隊長であり続けた

事が判明。相当な実力の持ち主であることが白哉によって語られると、再び「見えざる帝国」が襲撃した際に元柳斎は自身の卍解を奪ったドリスコールと対峙。

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そして彼の卍解「黄煌厳霊離宮」の雷を受けた際に思い出が蘇ってくることに。

雀部は当時の元柳斎をノ字斎(えいのじさい)と呼び慕っていた事、そして「卍解を習得しろ」という難題に見事応えた事、そして自分に額に消えない傷を付けられた程の研ぎ澄まされた一撃を繰り出し、以後も自身の為に卍解を密かに磨き続けていた事、、、。

「ですからこの先生涯を賭け この卍解がノ字斎殿のお役に立てるよう磨き上げてまいる所存です!」

その想いを踏みにじられた(まるで使いこなせずにただ雷を垂れ流すしか出来ない)元柳斎は激昂。ドリスコールを一瞬で灰にして彼への手向けとしました。

「…さぞ悔しかろう…長次郎……儂にはよう分かる……お主の…お主の磨き上げた卍解は.....この程度では断じて無い!!!!」

またアニメでは山積みになった死神と滅却師の死体の山に隠れユーハバッハが隙を見せた一瞬を突いて厳霊丸で刺し貫き、残火の太刀の爆炎を決める隙を作り出す誇りとも紳士的ともかけ離れた冷徹な奇襲を仕掛け、「殺伐とした殺し屋の集団」の一面を見せていました。

 

③超高速の一撃

斬魄刀は「厳霊丸(ごんりょうまる)」で、解号は「穿(うが)て~」。

刀がレイピアのように変化する以外詳しい能力は長年判らなかった斬魄刀ですが、斬魄刀異聞篇で実体化した厳霊丸が刀身から雷撃を放ったことで、雷を操る能力であることが判りました。

さらに「濡らせ〜」の解号で雨雲を呼び出して雷撃の威力を強化する等氷輪丸に似た現象も起こせ、利便性は高いと思われます。

卍解は「黄煌厳霊離宮(こうこうごんりょうりきゅう)」。能力解放時に周辺の天候を変更させる「天相従臨」が発動し、斬魄刀から天に向け霊子の雷を放ち、上部に1条、下部に11条の帯が伸びた楕円形の雷雲を形成。標的に雷の雨を降らす事で攻撃します。

しかしこの攻撃はドリスコールが勘違いして使ったもので、その本質は雷を刀身に巻き付けるように纏わせ電気で肉体を強化してからの超高速の一撃にあり、この一撃は元柳斎の額に一生の傷を残し、彼に「素晴らしい卍解と思わせるに至りました。

 

死後その人柄や優秀さが評価された雀部長次郎。心半ばに倒れたものの少しは報われたと言えるでしょう。

 

では

 

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