今回は度々不運や軋轢を生んでしまっているアーセナルのキャプテンについて書いていきたいと思います。
アーセナルは近年の歴代キャプテンに様々なトラブル(自発的なものもありますが)に見舞われて交代することが特に多いクラブです。今回はアーセナルの歴代キャプテンに何が起こったのかがを紹介したいと思います。
①キャプテンの移籍が続く
まずさかのぼる事2002年にキャプテンに就任したのは当時世界最高のセンターハーフとして活躍していたヴィエラです。この時代はヴェンゲル監督の集大成であった「インビンシブルズ(リーグ無敗優勝)」で、圧倒的な攻撃サッカーの中心軸として彼は活躍していました。しかし2005年、ヴィエラは新たなる挑戦の為ユベントスに移籍してしまいます。
その後キャプテンはアンリに引き継がれますが、ストライカー独特のエゴイズム、そして寡黙な性格もありその資質を疑われるも、チャンピオンズリーグ決勝進出に貢献。しかし翌シーズンは怪我に苦しむと、2007年バルセロナに移籍することとなります。
次に引き継いだのはギャラスで、前任者とは違う闘争心溢れるプレーでチームを鼓舞する選手でしたが、反面クラブの方針に公に苦言を呈すなど問題行動も多く、最後はチームメイトを非難したとしてキャプテンを剥奪されることとなりました。
そして後釜にはセスクに。その若き才能はアーセナルの象徴となりましたが、こちらも2011年に憧れのバルセロナに移籍。
その後に引き継いだのは当時エースであったファン・ペルシ。チーム状況が苦しい中自身は30得点でリーグ得点王と気を吐きましたが、寄りにもよって次のシーズン直接のライバルであるマンチェスターユナイテッドに移籍してしまいます。
ギャラスをいう例外もあったものの主に移籍でキャプテンが変わった2000年代でした。
②怪我や不振を繰り返す
その後のキャプテンは主に怪我や不振に泣きました。
2012年から就任したフェルメーレンは細かい離脱もありながらもレギュラーを張っていましたがミスが続きレギュラー降格を味わいます。特にマンチェスターユナイテッド戦では自身のミスから失点、しかも決めたのはファン・ペルシと印象も非常に悪く、2013-2014シーズンを最後にバルセロナに移籍することとなります。
その後主将を任せられたアルテタ(現アーセナル監督)も就任したシーズンから怪我に泣かされ2シーズンでリーグ出場は僅か16試合。このシーズンを最後に引退し指導者の道へと進むことになります。
そしてメルテザッカーも同様就任したシーズンに膝を怪我し長期離脱。結局、2シーズンの間殆ど戦力になれないまま引退を余儀なくされました。
その後のコシエルニーも怪我で長期離脱しており(キャプテン就任前)、復帰するもシーズン後遺恨を残す形でクラブを退団することになりました。
確かにベテランに差し掛かっている選手も多く勤続疲労が祟った結果であるとも言えますが、キャプテンに就任したシーズンに怪我で長期離脱と、正に呪われたキャプテンマークとなってしまいました。
③規律違反で剥奪
しかしここからは自業自得な部分が多分に含まれています。次に任命されえたジャカはチームの不振を受けてサポーターの攻撃対象に。更に当時のエメリ監督のマネジメントも拙いものだったので、不満が溜まったのかジャカは寄りにもよってサポーターに対して挑発行為&キャプテンマークを叩きつける等我を忘れてしまう行為を行い、即時にキャプテンを剥奪、その後は謝罪し今もチームの為に戦ってくれています。
そして前任者であるオーバメヤン。その屈託のない笑顔と驚異的な決定力でチームを勝たせてきたエースですが規律面で問題があり、今シーズンの12月11日に行われたサウサンプトン戦で「規律違反」を理由にメンバー外に。その後2月1日に契約解除を発表しバルセロナとの契約が発表されました。
そして現在のラカゼットもチームに欠かせない存在ながらも契約延長されずに来夏に退団濃厚と、任期は長くはなさそうです。
アーセナルのようにここまで長きに渡りキャプテンにトラブルが舞い込むクラブはそうはありません。今後アダムスのようにクラブに歴史を残すようなキャプテンは来季以降現れるか、注目です。冨安選手、期待しています。
では
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