きちのうすめ雑記

きちが好きなことについてうすく書いていきます。

2021年 プロ野球日本シリーズ感想~頭脳と戦力を振り絞る~【プロ野球】

※当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

今回は2021年 プロ野球日本シリーズの感想と両チームについて書いていきたいと思います。

f:id:kichitan:20211130132452j:plain

出典:スポニチ sponichi annex

試合結果

オリックス 4-3 ヤクルト

オリックス 0-2 ヤクルト

オリックス 4-5 ヤクルト

オリックス 1-2 ヤクルト

オリックス 5-6 ヤクルト

オリックス 1-2 ヤクルト

 

感想

スコアを見るようにいずれも接戦で近年には無い日本シリーズになりました。最近のソフトバンクの強さは圧倒的で、セリーグのチームは太刀打ち出来なかったというのが事実でした。ペナントレースでも無類の強さを見せていた広島、巨人も対抗できずに(うち一回はDeNAが出場。)、敗退することとなりました。

しかし今シーズンはヤクルト、オリックスと前年最下位のチームが出場。プロ野球史上類にない組み合わせとなり、結果ヤクルトが20年ぶりの日本一に輝きました。

巨人、ソフトバンクが怪我人続出で不調であったことも多分にはありましたが両チームには確かな「強さ」を感じることが出来ました。

 

①選手の意識改革

まずはヤクルトですが、日本一までなるとは正直思っていませんでした。流石に短期決戦で経験豊富な巨人に勝てるとは思いにくく、日本シリーズオリックスに差を見せて勝利。高津監督が就任直後から行っていたとされる「選手の意識改革」が見事に嵌った形となりました。

日本だけではなくメジャーや台湾で培ったコミュニケーション能力の高さを活かし、特に若手選手の成長を促し、奥川、高橋奎二投手がポテンシャルを発揮し躍進に貢献。「未完の大器」となっていた塩見選手が覚醒したことで一気にチーム力が挙がりました。

また主力に目立った怪我が無く、投手陣の運用も含めてコンディション管理面でも気を使っている節があり、ディテールにも気を配っていることがわかります。外国人選手の獲得や補強も積極的に行っていることから、フロント含めの監督や選手、スタッフ一丸でもぎ取った日本一という印象が強いです。

 

②幹に「枝葉」を付けるようなチーム作り

そして残念ながらヤクルトに敗北し日本一を逃したオリックスですが、今シーズンは幹に「枝葉」を付けるようなチーム作りでパリーグを制しました。

オリックスには山本投手、吉田選手という球界を代表する選手が在籍しています。しかし昨シーズンまでは彼らを抑えればどうにかなるという印象が強く、打線は「線」になっておらず継投は「継」までには至りませんでした。

しかし中嶋監督は昨シーズンの就任当初からメンバーを大幅に弄るなど、選手の適材適所を志向し中軸を助ける存在を模索していました。そして今シーズン、宮城投手、杉本選手といった選手が台頭。他選手もコンバート先で輝いたり(宗選手等)、若手の台頭もあり(紅林選手、富山投手)交流戦を優勝。その後吉田選手の怪我もあり失速するも他チームが勝ち星を潰し合う中飛び出しペナントレースを制覇。これまで「個」で戦っていたチームが「チーム」として戦えた、オリックス優勝はそこにあると思います。

 

③試される「継続性」

ただ両リーグとも僅差での決着だったので、昨シーズンの巨人やソフトバンクのようなこれからもトップであり続ける感じは余りしなかったのは事実です。実際今シーズンの両チームは頭脳と戦力を振り絞っての優勝であったので、地力が足りないイメージがありこれからは若手選手の伸びしろに懸ける他無いでしょう。(特にオリックスはファームが振るわなかったので厳しいとは思います。)来シーズンは「継続性」が試されるシーズンとなりそうです。

ただ財政的にも戦力的にも劣っている中でも勝ち抜いたその戦略は特筆するもので、前年振るわなくても一貫性のある強化さえすれば日本一になれることが改めて証明される形になり、プロ野球の奥深さをより感じるシーズンとなりました。

 

最後にヤクルトスワローズの皆さん、日本一おめでとうございます。

 

では

 

ヤクルトスワローズ グッズ シリコン 野球 キャラクター 小銭入れ 小物入れ プレゼント ギフト POCHI つば九郎

 

BBM 2021 オリックス・バファローズヒストリー 1936-2021[1ボックス]