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岩田稔投手 引退~キレで勝負する左腕~【特集】

今回は2021シーズン限りでの現役引退を決めた岩田稔投手について書いていきたいと思います。

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出典:スポニチ sponichi annex

①病気との戦い

岩田投手は大阪桐蔭高校に進学後、近畿大会で実績を挙げるなど将来を期待されていた投手でしたが、2年の冬に免疫の異常が原因とされる「1型糖尿病」を発症。その後病気と闘いながら関西大学に入学しプレー、そして2005年の希望入団枠で阪神タイガースに入団しました。

入団してから2年は1軍では目立った実績を残せませんでしたが、3年目の2008年では開幕前から好調で開幕1軍に抜擢されると、開幕カード2戦目に先発すると6回1失点の好投でプロ初勝利を挙げます。そして4月の巨人戦では初完封を果たす等ローテーション投手として活躍します。そして自身初(結果的に唯一)の二桁勝利を挙げる等、歴史的V逸と失望を残したチームにおいて光となりますが、リーグワーストの死球や多い四球を記録するなど制球に課題も残しました。

 

②キレで勝負する左腕

岩田投手は軌道が独特のスライダー(スラーブ)、カットボールツーシーム、フォークのコンビネーションで勝負する左腕です。コントロールは決していいとは言えないものの変化球のキレが良く、奪三振率も決して低くありません。ただややスロースターターであり初回に崩れることが多く、痛恨の一発を浴びる場面も少なくはありませんでした。そして打線に貧打が目立つようになると、所謂「ムエンゴ」に泣かされる代表的な投手になってしまいます。

5勝以上を挙げて勝ち越せたのはキャリアで僅か2回(2009年の7勝5敗、2014年の9勝8敗)、さらに二桁敗北も4回あり(2008、2011、2012、2015)、勝利に恵まれなかったことがわかります。特に酷かったのは2011年で、極端な投高打低が前提とは言え、防御率2.29、WHIP0.98を記録しながら9勝13敗を記録。一部では投球のリズムが悪いと純粋な球質以外で指摘されるなど不思議なほどのムエンゴに陥り不憫な所がありました。

また怪我にも泣かされた投手でした。2009年にはWBCで日本代表にも選ばれこれからという時に左肘を故障、2010年を全休し躍進のチャンスを逃した印象はあります。

しかし復帰後は4シーズンで規定投球回に到達する等ローテーション投手として活躍。前述したムエンゴもありやや不遇なエースの印象が強いですが長年阪神の先発陣を支えました。

 

③希望の星

しかし2016年の不振から1軍の登板が激減し、藤浪、青柳、秋山、岩貞投手等の台頭や不安定な投球内容もあり、先発の穴を埋める谷間投手の役割が増えてきます。

その為年間5~10試合の登板に留まることになりますがそれでもベテランらしい味のある投球を見せ、2019年には苦しい先発事情(ガルシア、岩貞投手の不振)もあり14試合に登板し3勝を挙げる等の活躍を見せました。翌2020年にも5試合に先発登板しました。

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そして2021年は主に中継ぎで登板、3試合で自責点無しとまずまずだったものの登録抹消。この不可解な2軍落ちはCOVID-19への感染からの「気持ちが燃えなくなった」ことも関係していたのかも知れません。そして翌シーズンの構想外が告げられ現役引退を決断。10月1日の引退会見ではあふれ出る感情をこらえきれず号泣していました。

 

岩田稔基金」を設立して病気の根治を目指す研究の手助けをする等、同じ1型糖尿病の患者の「希望の星」として16年間の現役生活を全うした岩田投手。そのプロとしての姿勢と不屈のメンタルは後輩たちに必ず受け継がれると信じています。そしてどんな形であれ野球と関わって欲しいですね。

 

では

 

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