ユーロ2020の再戦。現在最も「負けにくい」チームであるイタリア(37戦無敗)に対してスペインがどう戦うか注目です。
ということで先日行われたネーションズリーグ準決勝、イタリアvsスペインの感想です。
両チームのスタメン&結果
①何とも勿体ない退場
イタリアは左肩上がりの4-3-3、対するスペインは守備4-1-4-1の4-3-3を採用しました。試合はイタリアはブスケッツを押さえながらのハイプレスでショートカウンター、スペインはマルコス・アロンソとコケを入れ替えて4-1-5のビルドアップを行う方法で攻勢を行っていましたが、先手を取ったのはスペインでした。
下がってくるコケが起点となった左サイドのオヤルサバルのクロスからフェラン・トーレスのヘッドが決まり、スペインが先制します。
その後もコケを捕まえられないイタリアは度々スペインに決定機を作られますがボヌッチのスーパークリアもあり凌ぐと、ジョルジーニョが一列上がるプレスからのショートカウンターで決定機を作っていきます。
しかしボヌッチが2枚目のイエローカードを貰い退場。その直後にまたもやオヤルサバルからのクロスをフェラン・トーレスが押し込み追加点。1枚目のイエローが抗議であったものだったので何とも勿体ないものとなりました。
②ユーロ2020の借りを返す
後半一人減ったイタリアキエッリーニを投入し5-3-1からのカウンターにシフトしました。しかしリードしているスペインはピノを投入しサイド経由でのボール回しで時間を稼ぎます。ただイタリアは度々リスクの高い同サイド圧縮の守備でボールを奪おうとしていたので油断出来ず、キーン、ロカテッリ、ペッレグリーニ、カラブリア投入など次々と投入されるイタリアの選手に手こずります。
そしてコーナーキックからのカウンターからキエーザが飛び出し、最後はペッレグリーニが押し込み1点を返しますがそのまま試合はタイムアップ。スペインがユーロ2020の借りを返す形で決勝進出を果たしました。
③ファーストプランが見事にハマる
イタリアは37戦無敗を止められる形になりましたが、退場者が出てからの後半の戦いぶりは見事なものでした。中央をしっかり固めサイドバック裏を狙うカウンターを徹底し選手達はそれに見事応えていました。ただ残念なのは退場者が出た直後の失点で、監督の責任では無いとは思いますが非常に勿体ないです。
一方スペインはファーストプランが見事にハマりました。特にコケが下りてマルコス・アロンソが上がるシステムは通常ガヤやアルバが使われた際には頻繁には見られない形であったのでイタリアは対応が出来ておらず、2点とも起点になり数々の決定機を作り出していました。特にオヤルサバルはディ・ロレンツォを幾度となく翻弄し2アシストと素晴らしいプレーを見せました。
W杯予選では苦戦を強いられているスペイン代表。ただこの試合でもガビ、ピノが素晴らしいプレーを見せ、良い流れで世代交代が進んでいます。決勝でも良い試合を期待しています。
では
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