きちのうすめ雑記

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【訃報】ディエゴ・マラドーナさん~神の子~【サッカー】

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2020年11月25日、元アルゼンチン代表で国民的英雄であるディエゴ・マラドーナさんが亡くなりました。

 

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Getty Images

①伝説の5人抜きゴール

私はマラドーナさんの現役時代をリアルタイムでは知りません。しかしナポリでの救世主的な活躍、アルゼンチンのW杯優勝の立役者であることは良く知っています。

私が幼少期、サッカーに興味を持った際に、父親が真っ先に持ってきたビデオが1986年のマラドーナ選手の映像でした。その時に思ったのは「まるでゲームの世界、マネしようとも思えない」程凄くて、参考にならないので他のビデオを見せてくれと頼んだのを覚えています。

W杯史上最も有名な「神の手ゴール」そして史上最高のプレーと言われている「5人抜きゴール」。同じ試合で発生したとはにわかに信じがたかったです。

 

そして時は過ぎ、小学校の時に地元のサッカーチームに入ったのですが、フィーゴ選手に憧れていた私はドリブルで突っかかるばかり。業を煮やしたコーチに「お前はマラドーナになったつもりか!」と怒られたのは覚えています。フィーゴ選手を見せてくれたのはあなたなんですけど、、、。

しかしそれ程マラドーナ選手というのは「個」の象徴であり一言でわかる存在でした。そして左足だけで「一人でチームを勝たせる」圧倒的な選手として未だに記憶にも記録にも残っているスーパースターです。

 

②代表監督での注目度

そこから暫くサッカー関係でマラドーナさんの話を聞くことは無かったですが(スキャンダルは多かったですが)いきなりビッグニュースが飛び込みます。

「アルゼンチン代表監督就任」。2010年のW杯優勝の為にかつてのスーパースターを呼び寄せる形となりました。

しかし監督業はそう甘くなく、南米予選でまさかの大苦戦を強いられます。ボリビア戦では相手に地の利を生かされて1-6の大敗、ブラジルにはホームで敗戦し連続無敗記録が途切れる等批判の嵐に晒されます。結果予選4位でギリギリの本選出場。メッシ、テベスイグアインアグエロディ・マリアなど攻撃陣は豪華ながら組み合わせに苦慮、また守備陣が心もとなくバランスに欠けたチームはW杯本選での戦いが不安視されます。

そして本選に突入するとそこはやはり「マラドーナ」。ベンチから指示をする姿、そして記者会見での立ち振る舞い(流石にリンゴを食べていた時は唖然としましたが、、、)は正にスーパースター、主役候補であったメッシを食う注目を浴びました。しかし肝心の本選はグループリーグは3戦全勝をして突破するも準々決勝でドイツに大敗、代表監督を降りることになります。

 

③破綻好な人生

マラドーナさんと言えば破天荒な人生を送っていることでも有名です。現役時代でもバルセロナでは暴力事件もあり僅か2年で退団、1994年のW杯では禁止薬物使用で追放されるなど問題行動が多かったようです。

またエアガンを乱射したり、プチ整形など突拍子もない行動でメディアを騒がせていました。

しかしサッカーを愛する気持ちは本当に強く、子供のようにゴールに喜んでいる姿を見てこちらも嬉しい気分になります。その純粋な気持ちが彼をここまで魅力的にさせたのだろうなと感じています。

 

サッカーを愛し、愛された男「神の子」ディエゴ・マラドーナさん。ご冥福を心からお祈りいたします。

 

では