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ハキム・ツィエク~正確な左足と切り替えの速さ~【特集】

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今回はチェルシー所属のハキム・ツィエク選手について書いていきたいと思います。

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Getty Images

経歴

ツィエク選手は2012年にヘーレンフェーンでトップチームデビュー、週間最優秀選手に選ばれるなど将来が楽しみな選手として台頭しました。

その後2014年にスタメンが確約されていたトゥウェンテへ移籍、財政難に陥り不振に喘ぐチームの中、孤軍奮闘の活躍をして国内ビッグクラブの関心を引きます。

2016年、アヤックスに電撃的に移籍、当時「エールディビジ最高のプレーヤー」の一人として認識されていたこともあり周囲の厳しい目もあったのか、自分を見失い不振に陥ることもあったもののレギュラーとしてプレー。心身共に鍛えられ、2018-2019シーズンにはデ・ヨング、デ・リフト、ファン・デ・ベークなど下部組織の有望株と共にチャンピオンズリーグで躍進。最後はトッテナムに打ち砕かれるもベスト4進出に大きく貢献、自身の価値を大きく上げました。

そして2019年冬、2020-2021シーズンからのチェルシー加入が決定。開幕時は怪我で出遅れるものの復帰後は出色のパフォーマンスで、大型補強を行ったチームにおいて確かな存在感を示しています。

 

①正確な左足と切り替えの速さ

ツィエク選手の特長は「正確な左足と切り替えの速さ」です。左足の精度はワールドクラスとも言え、レンジ、スピードとも非常に正確です。

特にロングボールの質が非常に高く、サイドチェンジ、クロスとも敵の急所を付くボールを瞬時に送り届けることが出来ます。その為コーナーキックフリーキック共に任されることが多く、効き足は違えどもウィリアンが移籍したチェルシーにとっては大きなオプションとなっています。

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また攻守の切り替えが早く献身性も高いです。絶え間なく動く上下動でカウンターでの先鋒の役割、ファーストディフェンダーでの役割どちらもこなせる選手で監督にとっては非常にありがたい存在です。

 

②プレス耐性とプレー確度

反面プレス耐性とプレー確度に課題があります。オランダリーグでは十分通用していた突破力も、猛者揃うプレミアリーグではやや強度が足りなくまだまだ適応途中であることを感じました。

またプレス耐性も難があり、キープできずボールを失う場面もしばしば見られます。そしてリスキーなパスを狙う傾向がしばしば見られ、プレー確度を上げる所も課題の一つであると思います。

 

③ベストポジションは右ウイング/トップ下

ツィエク選手のベストポジションは右ウイング/トップ下であると思います。アヤックスでは左ウイングでも起用されていましたが、どうしてもプレミアリーグでは縦突破の不足感が目立ってしまいます。右サイドでインスイングのボールを使ってのチャンスメイク、カットインからのシュートを求める起用がベストであると思われます。またセットプレーでの得点源としての起用も期待出来ます。


今シーズン大型補強を行ったチェルシー。ライバルも多いですがツィエク選手のより一層の活躍を期待しています。

 

では