両チームのスタメン
バルセロナ
GK:テア・シュテーゲン
DF:セメド、ピケ、ラングレ、ジョルディ・アルバ
MF:ラキティッチ、ブスケッツ、デ・ヨング
FW:グリーズマン、メッシ、ブライトバイテ
レアルソシエダ
GK:レミーロ
DF:ゴロサベル、ジョレンテ、ル・ノルマン、モンレアル
MF:ポルトゥ、ゲバラ、ウーデゴール、メリーノ、バレネチェア
FW:イサク
メッシ(後36)
①躍動するラ・レアル
コパ・デル・レイの勢いそのままにソシエダが躍進する形となりました。強度の高いハイプレスでバルセロナのビルドアップを機能不全にして、3バックへの可変&「繋げるGK」レミーロを活用するビルドアップでブスケッツの空けたスペースを突く戦術が徹底されていました。
逆にホームのバルセロナはソシエダのハイプレスに苦しみ、ブライトバイテの裏抜けを狙うロングボールも徐々に効果を失い、右サイドの機能不全&左サイドの交通渋滞という「いつも通りの悪循環」に陥りました。
②決めきれない
しかしソシエダにとって痛かったのは最後の場面でのパスやシュート精度を欠き、バルセロナDF陣の奮闘もあって前半無得点に終わったことです。
ここで1点でも決めれたら大勝も有り得たので残念な所ではあります。
後半に入ってもバルセロナに目立った修正は無く散発的なチャンスを作るに留まります。一方ソシエダはブスケッツが空けたスペースに交代で入ったオジャルサバル、ウーデゴールが効果的に突き攻め立てますが中々崩せません。
最終的には相手のハンドで得たPKをメッシが決めバルセロナが勝利する形となりました。
③ギリギリの状態
何とか勝利を掴めましたがバルセロナは「ギリギリの状態」にあると思います。
・サイド攻撃の整理
・ビルドアップのバリエーションの少なさ
・攻撃の「奥行」をどう作るか
・ブスケッツの空けたスペースをどう埋めるか
など戦術面や構造的な欠陥を何とか個々の能力で補っている状況です。
セティエン監督がどう修正するかがやはり肝になるようです。
一方ソシエダは今のラ・リーガで最も機能美が溢れているサッカーを展開するクラブの一つだと思われます。CL出場権も射程圏内なので今後の戦いにも注目していきたいと思います。
では