きちのうすめ雑記

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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ-第1部-~新旧ファンが望むもの~【ガンダム】

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今回は「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」-第1部-について書いていきたいと思います。

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出典:シネマトゥデイ

①新旧ファンが望むもの

今作は1989年に富野由悠季さん筆で発表された小説をアニメ化されたもので、非常に陰鬱で内容が過激な為、映像化は長らくされていませんでした。

しかし2019年に「UC NexT 0100 PROJECT」の一環として逆襲のシャアの続編として、三部作で映画化されることが発表。ゲーム(ジージェネレーションシリーズやスパロボ)等の参戦で注目が集まったことで期待は大きく膨らみましたが、同時に30年前の作品なので価値観や時代背景が現代に上手くコミット出来るのか、キャラの心理描写が上手く表現できるのかというのが懸念されました。

kichitan.hatenablog.com

 

ただそれは杞憂に終わり、各キャラの風貌は不自然では無く(特にギギとケネスは大きく姿が変わったにも関わらず違和感を感じませんでした。)、舞台も現代的にブラッシュアップされ、キャラの複雑な心理描写も説明はされないものの表情や仕草で上手く表現されており、だからといって古臭さを感じさせない素晴らしい作品となっています。近年はいかに分かりやすく自然に説明させるかがヒット作品を生む要因になっており、その流れに逆行しながらも歴代ガンダム映画最大のヒット作になっているのは、新旧ファンが望むものが作れている証拠であると思います。

 

②MSの「重量感」と「恐ろしさ」

今作としてはMSの「重量感」と「恐ろしさ」をより感じられるものとなっています。従来の作品はMSは所謂「パワードスーツ」のような動きを追及しており、いかに「人間らしい動き」が出来るかに注力されている印象はありますが、今作は「機械を動かしている」感が非常に強いです。

特にΞガンダム初陣のペーネロペー戦では地球の重力に引き寄せられるモビルスーツの「重量感」、そして巨大モビルスーツの戦闘さながらの迫力を感じることが出来、余り戦場の全体像が見えない中でも十分楽しめる戦闘となっています。

そして街中で構わず戦闘するモビルスーツから逃げ纏う人々をリアルに描くことで、モビルスーツの「恐ろしさ」が上手く描かれています。特に施設を一瞬で溶かしていくビーム兵器、そして鉄の塊が落ちてくる「怖さ」は臨場感抜群です。

 

③かぼちゃマスク

また冒頭で出て来た「かぼちゃマスク」がSNS上で話題になりました。

その異様な容姿と短気で直情的なキャラで、所謂「ネタキャラ」として浮上し、Youtubeニコニコ動画で[Alexandros]の「閃光」に合わせて「The Pumpkin Dance」のダンスを高速で行う動画が作成されると、ネットでバズり一躍人気者となります。

またその反響を受け、監督自らがかぼちゃマスクのコスプレを行い、先日のハロウィンではまさかのかぼちゃマスクがセンターを飾る特別イラストがTwitterにて公開されるなど今や閃光のハサウェイのマスコットキャラクターとして定着。作品の盛り上がりに一役買っています。

 

様々な話題性を提供して盛り上がった第1部。第2部も非常に楽しみです。

 

では

 

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