先日行われたローマVSラツィオの感想です。
両チームのスタメン
ローマ
GK:パウ・ロペス
DF:サントン、マンチーニ、スモーリング、スピナッツォーラ
MF:ウンデル、ヴェルトゥ、ペッレグリーニ、クリスタンテ、クライファート
FW:ゼコ
GK:ストラコシャ
DF:ルイス・フェリペ、アチェルビ、ラドゥ
MF:ラザッリ、ミリンコビッチ=サビッチ、ルーカス・レイバ、ルイス・アルベルト、ルチッチ
FW:ホアキン・コレア、インモービレ
ローマ 1-1 ラツィオ
ゼコ(前26)、アチェルビ(前34)
①ハマった対策
まず3バックでボールを保持し、ルーカスの脇のスペースをヴェルトゥ、ペッレグリーニ、が代わる代わる突きクリスタンテが通す→2センターを押し込む→サイドバック、2トップのパスコースを切るというローマの戦術が見事にハマった形となりました。ラツィオがその修正を最後まで出来ないまま終わってしまったこともありますが終始押し込める展開になりました。しかし残念なのはクライファート、ウンデルの動き出しがゼコとほとんどかみ合っていなかったことです。個々の力は素晴らしいので現選手の動き出しの発展がローマの課題となるでしょう。
②修正できない
ラツィオは終始ローマに対して修正出来ませんでした。後半に入っても中盤の3人をつかみきれない状況に対しての改善は見られずパローロ、カイセドの投入もさほど効果はありませんでした。特にカイセドは持ち味のスピードを生かす機会がほとんど無く残念な結果になりました。やはりキーマンである2センタハーフが抑えられると苦しくなるのは仕方がない部分はありますが今後も付かれていくとは思いますのでマンパワーではない戦術の修正を期待しています。
③ラツィオの危うさ
11連勝が止まってしまったラツィオですが主力のコンデション不良や対策された際の修正力の乏しさが大きく響きそうです。特にホアキン・コレア、2センターの代わりが務まる選手が少ないのが気になるところです。パローロ、カイセドもとてもいい選手ですが質の部分でやや見劣りしますのでセカンドプランの構築が不可欠だとは思います。
では