今回はレアルマドリードのチーム崩壊と、ぺレス会長の「暴走」会見について書いていきます。

①サポーターとの関係は修復が困難な状況に
シャビ・アロンソ監督を解任しアルベロア監督を昇格させ立て直しを図ったレアルマドリードですが、選手ファーストの監督の方針により「自由」を得たチームはリーガ、チャンピオンズリーグでも勝ち進んでいきます。
しかしチャンピオンズリーグでバイエルンに敗れ準々決勝で大会を去る事になると、ラ・リーガでもマジョルカに後半アディショナルタイムに被弾し土壇場で敗北を喫し直後のジローナ戦でも引き分けに終わり、優勝は難しくなり暗雲が立ち込める事になります。
そんな中スケープゴートにされたのはエンバぺで、32節のベティス戦で負傷退場後、療養中にパリとサルデーニャで休暇を過ごしている写真が出回ったことで一部のファンから非難を浴びる事に。遂にはサポーターからクラブから追い出すように求める署名活動が行われ、既に数百万の人が賛同していると言われています。
さらに輪をかけるように先日行われたクラシコ(0-2で敗戦)では欠場した際に、SNSでリードを奪われている状況の中継場面を「Hala Madrid(頑張れ)」の文言と共に投稿。
本人の意図は判りませんが皮肉とも取れるこの投稿は更なる反発を呼び、立場は余計に悪くなることに。先日行われたオビエド戦ではボールを触るたびにブーイングを浴び、試合後には監督に対する不満をぶつける等、もはやサポーターとの関係は修復が困難な状況にあります。
②精神的にナイーブになっていることが露呈
さらに他メンバーにも問題が起きており、リュディガーは先月にロッカールームで激しい口論の末、カレーラスを平手打ちを行ったことがリークされると、バルベルデは6日、7日の練習でチュアメニと衝突し執拗に非難。我慢の限界に達したチュアメニは彼を殴打し、10〜14日間の戦線離脱を強いられることになりました。
そしてクラブは後に両選手に異例とも言える50万€の罰金を科すことに。既にこの2件は選手間で和解されているものの、ロッカールームには秩序は失われ、選手達がかなり精神的にナイーブになっていることが露呈してしまいました。
③二度目の終焉へ着実に
そんな中事態の鎮静化を図りたいフロント陣でしたが、そのトップであるぺレス会長が「暴走」してしまいます、12日に行われたクラブ理事会後の公式会見で会長選の実施を宣言しましたが、その会見で、
・ABC紙を27回も言及し、スペインのメディアを攻撃
・バルセロナに対して「保護されている」と非難
・近日のネガティブキャンペーンを行っている首謀者に立候補するようにと挑発
する等、一言でいうと「言いたい放題」の会見に終始。ABCを非難した際には性差別的な言い回しを行ったと批判され、バルセロナには訴訟も示唆される等、組織のトップとしては感情的になり過ぎたと言わざるを得ない出来事となりました。
そんな中行われる会長選ですが、立候補の条件が
・ソシオ歴20年以上(因みにぺレス会長が新規入会を実質廃止に)
・クラブ予算の15%の保証(現在であれば1億8700万€)
と極めて困難。今回も「出来高レース」を狙っている模様で、今後もこの「独裁」は続きそうです。
「保育園」とも評されるチーム崩壊、そして会長の暴走は正に第一期ぺレス政権末期に通じるものがあり、二度目の終焉へ着実に近づく事に。この厳しい状況を打開出来るのは新監督とも言われているモウリーニョ氏か、それともスター選手達の逆襲か。今後もその動向に注目です。
では
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