今回は再評価される監督について書いていきます。
第4回目は「シュツットガルト ヘーネス監督」です。
①エース離脱を見事に埋めたストライカー
昨シーズンの4月に就任し、チームを最下位から何とか16位に滑り込ませてハンブルガーとのプレーオフを制して見事1部残留に導いたヘーネス監督ですが、今シーズンもマヴロパノス、ソサに加え開幕直前に遠藤を放出する難しいスタートとなり、降格圏での戦いが予想されましたが、チームは開幕8戦で7勝を挙げる等素晴らしいスタートを切ります。
またその躍進の最大の立役者であるギラシの負傷によって流石に息切れが予想されるも、代役となったウンダブがエース離脱を見事に埋める活躍で、見事上位をキープします。
②15年ぶりのチャンピオンズリーグ出場権獲得
この躍進撃は彼ら二人のストライカーによるものが大きいものの、ヘーネス監督が作る守備組織も素晴らしいものがあり、いずれの選手もブンデスリーガ最高クラスとは言い難いもののそれぞれの役割がはっきりしており、左ウイングバックのミッテルシュテットはキック精度と技術の高さを見せつけドイツ代表にも選ばれる事に。
そして伊藤洋輝は3バックだけは無く4バックの左CBでも堂々たるパフォーマンスを披露。日本代表で度々見せている迷いをほぼ見せることなく、攻撃のスイッチとなる縦パスをどんどん刺しています。
その安定感がある守備陣と二人のスコアラーの活躍もあり、32節のバイエルン戦で3-1で勝利し見事15年ぶりのチャンピオンズリーグ出場権を獲得。来季は欧州でもインパクトを残す戦いぶりが期待されます。
③引き抜きの噂は絶えないものの
しかし気になるのはシーズンオフ。ヘーネス監督にはバイエルン監督就任が囁かれており、ギラシにもビッグクラブの触手が伸びているとも言われています。
またウンダブはブライトンからのレンタル移籍であり、シーズン後の帰還が濃厚。今シーズンの躍進を支えた選手がごっそりいなくなる可能性があります。
それでもヘーネス監督はクラブとの契約延長を発表し、来シーズンも指揮を執ることを決意。正直クラブの現状を考えるとチャンピオンズリーグとの掛け持ちは困難で、下手をすれば今シーズンのウニオン・ベルリンのように残留争いに巻き込まれる可能性もある為、オフには二足のわらじを履けるようなしっかりとした補強、そして戦略を練っていく必要はありそうです。
ストライカーの爆発と役割を明確にした指揮官の采配で、まさに「想定外」の躍進を見せたシュツットガルト。来シーズンに向けた動きにも注目です。
では
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