今回は見事ブンデスリーガ初優勝を果たしたレバークーゼンが「シルバーコレクター」と呼ばれていたシーズンについて、知っている範囲で切り取って書いていきたいと思います。
3回目は「2010-2011シーズン」です。
主な布陣
①逸材の放出と小皇帝の復帰
2003-2004シーズンの3位以来トップ4に入れなかったレバークーゼンですが、2009-2010シーズンにバイエルン、レアルマドリードで指揮を執りマドリー時代にはチャンピオンズリーグ優勝を果たしていたユップ・ハインケス監督を招聘。その甲斐もあってかチームは前半戦を無敗で乗り切り冬の王者に輝くも、後半で失速し4位に。前半は調子が良いものの後半で失速するという負のサイクルから抜け出せずにいます。
それでも久しぶりのトップ4入りを果たし迎えた2010-2011シーズンは躍進の立役者の一人であったクロースをバイエルンに返却するも、チェルシーからバラックをフリーで獲得。当時はベテランの域に達していたものの、かつてのピッチを湧かせた「小皇帝」の復帰は大きな期待を生む事となりました。
②巧みな名将の采配と、大暴れした悪童
しかし早々にそのバラックと前シーズンに21ゴールを挙げたエースキースリンクが怪我で離脱。さらに開幕4試合で僅か1勝とスタートダッシュに失敗する事に。
それでも名将ハインケス監督は巧みに布陣を入れ替えると、チーム最大の強みだった中盤を生かす4-2-3-1を採用。その采配は見事に的中してレナト・アウグストは好パスを連発し、サムはその恩恵を受けスピードのあるドリブルで局面を打開。そして「悪童」ビダルは守備だけでなく組み立て、フィニッシュ等全ての局面で絶大な存在感を示し、リーグ戦10ゴール12アシストの大暴れ。
キースリンクが復帰後も前線の力強さは物足りない所は変わらなかったものの、中盤のタレントの質を生かして上位陣に食らいついていきます。
③「悪癖」を振り払い唯一の対抗馬に
それでも当時はバリオス、ゲッチェ、そして香川を擁するクロップ監督率いるドルトムントがリーグで猛威を振るいトップを独走。バイエルンが終始ドタバタ劇を演じておりチャンスであったものの、大きな壁として立ちはだかりました。
しかし長年苦しめられていた後半の失速という「悪癖」を振り払いドルトムントの唯一の対抗馬に。それでも首位を走るドルトムントを止めることが出来ず2位に。
それでも2001-2002シーズン以来の2位に位置付け、未来への希望を見出す事に。
ただその希望は翌年のハインケス監督のバイエルン監督就任、そして大黒柱のビダルのユベントス移籍で再び打ち砕かれる事となり、現在に至るまで再び長い停滞期を迎えることとなりました。
では
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