今回は主要欧州リーグの2023~2024シーズン序盤のインパクトチームについて書いていきたいと思います。
順位はもちろんのこと、戦術、内容でインパクトを残したチーム中心で書いていきます。
3回目は「ジローナ」です。
主な布陣&選手
①昨シーズンの主力が次々とチームを去る
ジローナFCは2017年に創設87年で初のスペイン1部昇格を果たし、1年目はストゥアーニの活躍もあり10位と躍進するも翌年には終盤に失速し18位に終わり1部から別れを告げることに。
しかし再び昨年1部に昇格すると、大幅にメンバーを変更するもアグレッシブなサッカーを好むミチェル監督が見事に纏め上げ再び躍進。再び10位に位置し余裕のある残留を果たしました。
ただオフにはブエノ(ウルブス)、ロメウ(バルセロナ)、リケルメ(アトレティコ)、カステジャノス(ニューヨークシティ)と主力が次々とチームを去る事に。
チームの再構成を余儀なくされましたが、バルセロナからエリック・ガルシア、パブロ・トーレ、ヘタフェからポルトゥなどリーガ経験者を獲得。さらにバイエルンやマンチェスターユナイテッドなどでプレーした経験豊富なブリントを獲得。
前回の失敗を再び行わない為に地に足を付けた積極的な強化を図りました。
②70年ぶりの単独首位に
それでも不安は拭えないままシーズンが開幕しますが、初戦のソシエダ戦で引き分けた後に怒涛の6連勝を記録。さらに7節ではバルセロナが引き分けた為、70年ぶりにバルセロナ以外のカタルーニャ州のクラブがラ・リーガ第7節以降で単独首位に立つことに。
その後レアルマドリードには返り討ちに合ったものの(0-3)、翌節には見事に立て直し2連勝を記録。ここまで8勝1分1敗でリーグ2位に位置付け、その快進撃は止まる様子はありません。
その原動力となっているのはアグレッシブな攻撃サッカー。攻撃時には思い切ってインサイドハーフをライン間に置き主に3-2-5の布陣で高い位置でプレスを掛けながら相手を押し込んでいきます。
中でも違いを生み出すのはサヴィーニョ。同じシティ・フットボール・グループのトロワ(フランス)に所属するも中々芽が出なかった19歳のアタッカーは、水を得たように躍動。キレがあり推進力溢れるドリブルで相手守備陣を切り裂き崩しの切り札になっています。
さらにエリック・ガルシアは3バックになったことで守備の負担が減り自慢のフィードを最大限生かせるように。特に左ウイングに送る正確なサイドチェンジは大きな武器となっています。
③見ていて非常に面白いチームに
しかしアグレッシブな攻撃サッカーを志しているのでその分リスクは大きく、決めきれないままミスから失点のパターンも多々見受けられます。
その差をまざまざと魅せられたのはマドリー戦で、相手とほぼ互角に渡り合いながらも最後に質の差を見せつけられスコアは0-3。今後も思わぬところで大敗する等、落とし穴も多々ありそうです。
ただここまで思い切ったサッカーを行えるのは好感が持てて見ていて非常に面白いチームなので、今後もこのサッカーを貫き続けて欲しいです。
アグレッシブな攻撃サッカーでリーガを席巻しているジローナ。今後の戦いも非常に楽しみです。
では
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