今回は主要欧州リーグの2021~2022シーズン、躍進するクラブについて書いていきたいと思います。
2回目は「ベティス」です。
基本布陣
①ライバルの躍進
ベティスは熱狂的なファンを背景にリーガを代表するクラブになっていますが(日本でも乾が所属したり、小説、漫画の「龍時」で主人公が所属していたクラブとしても有名です。)、2000年代からはライバルクラブであるセビージャの躍進を見届けることとなります。
セビージャがコパ・デル・レイ2回、ヨーロッパリーグ6回のタイトルを獲得しヨーロッパを代表するクラブになったのに対してベティスは2004-2005シーズンのコパ・デル・レイのみ、アスンソンやホアキン、リカルド・オリベイラ、カストロ等有力な選手を揃えながらもどうも噛み合わない時期が続き、結果を残したシーズンの翌シーズンに低迷する等、クラブの強化プランも一貫性が無く安定感を欠くシーズンが続きました。
②クラブに落ち着きを取り戻した監督
しかし昨シーズンから就任したペジェグリーニ監督がクラブの空気を一変させます。かつてレアルマドリードやマンチェスターシティ等のビッグクラブで指揮を執った経験豊富な監督は選手、クラブに落ち着きを取り戻させ、継続性をチームに植え付けました。
そして志向するサッカーもボール保持をベースとした選手の良さを引き出すアタッキングマインドの強いもので、フェキルやカナレス等優秀なアタッカーが数多く所属していたチームのマインドに沿うもので、魅力的なサッカーを展開。初年度はリーガ6位でヨーロッパリーグ出場権を獲得。十分な結果を残したシーズンでした。
③魅力的な攻撃ユニットを武器に
そして勝負所になる2年目。クラブはルイ・シルバ、ベジェリン、ペッセッラ、ジョゼ等実力者を獲得すると、開幕こそはもたつくも安定した戦いを披露。アンダルシアダービーでは退場者もあり力の差を見せつけられるも、リーガではマドリー、セビージャに次ぐ3位に位置しています。
その立役者はフェキルとファンミ。前者はスキルフルな左足とドリブルでアシストは勿論の事ゴールも量産、後者は14節からの5試合連続弾もあり、現在12ゴールとノリに乗っています。この魅力的な攻撃ユニットを中心とし現在リーガ2位の得点数を誇り攻撃サッカーを体現していると言えます。
正直バルセロナとアトレティコの深刻な不振が大きく響いていることは確かで、今シーズンはリーグではヨーロッパリーグ出場権を得れたら満足いくシーズンであると思います。ただコパ・デル・レイはベスト4に残っており、是非とも2004-2005シーズン以来のタイトル争いを期待したい所です。
ペジェグリーニ監督の元、安定感と継続性が身に付きつつあるベティス。アンダルシアダービーの再戦、そしてカップ戦での戦いぶり、さらに「レジェンド」ホアキンのラストシーズン、注目していきたいと思います。
では
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