奈良クラブ感想まとめ第28節～第30節～決定機不足～【サッカー】

今回は今シーズンクラブ初のJ３昇格を決めた奈良クラブの戦いぶりの感想を書いていきます。

J3リーグ　11勝10分9敗　34得点23失点　勝ち点43　7位

第28節　FC琉球戦

フォーメーション＆結果

試合の流れ＆感想

奈良は守備4-4-2の4-3-3、対する琉球は攻撃時に3バック化する4-4-2を採用していました。

試合は奈良はロングボールを酒井に集めつつショートカウンターを狙い、対する琉球はサイドを起点として攻めるスタイルで主導権を握ろうとますが、奈良の攻撃は起点を潰され琉球はシュートがバーに阻まれる等中々得点には至らず、前半を終えます。

後半も引き続き主導権の握り合いになりますが、徐々に奈良もチャンスを作る事に。しかし高い位置でボールを奪われクロスを上げられると白井に合わせられ失点。

奈良は山本、片岡を投入しパワープレーに出ますが5バックに変更した琉球守備陣を崩すことが出来ずそのまま試合終了。無敗は6でストップする形となりました。

フォーメーション＆結果

試合の流れ＆感想

宮崎は4-4-2、奈良は守備4-4-2の4-3-3を採用していました。

試合は宮崎が余りハイプレスを掛けてこないことで奈良がボールを保持。ショートカウンターをベースに時折ロングボールを使ったコンビネーションを生かした攻撃で宮崎ゴールに迫っていくも、浅川のヘディングシュートがキーパーには阻まれる等得点には至らず前半を終えます。

後半も引き続き奈良が攻勢に出るも宮崎のカウンターが徐々に決まってきてチャンスを作られる事に。それでも岡田の素晴らしいセーブで防ぐと、フィードを収めた酒井が森に渡すと、その折り返しをダイレクトに左足で合わせて見事な先制点を挙げます。

その後お互い交代枠を使い共にチャンスを作るもゴールは生まれずそのまま試合終了。奈良クラブが3試合ぶりの勝利を挙げました。

フォーメーション＆結果

試合の流れ＆感想

横浜は守備5-3-2の3-5-2、対する奈良は守備4-4-2の4-3-3を採用していました。

試合は奈良がボールを保持しサイドから攻勢に出ていきますが堀内のシュートはGKのセーブに阻まれる等得点には至りません。

するとペナルティエリア内で小谷が相手を倒してしまいPKを与えると、佐藤に決められ先制を許します。

しかし同点に追いつきたい奈良は猛攻に出て、クロスバーに当たったシュートのこぼれ球を山本が押し込むとたまらず横浜の藤田が手で止めてしまい退場。PKを獲得しますが浅川が放ったシュートは枠外。同点の機会を逃すとそのまま前半を終えます。

後半も数的優位に立った奈良は小谷を森田に交代して攻勢を仕掛けていきますが、寸前のクリアやシュートミスにより得点を奪えない時間帯が続きます。その後森、片岡、嫁阪とアタッカーを次々と投入するも最後まで得点には至らずそのまま終了。

数的優位を生かせず敗戦となりました。

総評

リーグは勝負ともいえる後半戦に突入。そんな中の無敗記録のストップや、数的優位になってなお敗北していまったのは非常に痛いものとなっています。

その要因は偏に「決定機不足」。守備や中盤でのプレスは安定しているもののビルドアップが詰まる場面が多く、空中戦を武器とするポストワーカーが不在である為中々ボールを前に進められていません。

中島が最終ラインまで降りて3バック化した際にボールの循環が良くなっているように、答えが見えつつある今いかに再現性高く行っていけるかが今後の勝負になってきそうです。

ただここまで激しいプレスと守備の献身性で上位に食い込んで来た奈良クラブ。残り8試合もこのスタンスを貫き最後まで戦い抜いて欲しいです。

では

きちのうすめ雑記