今回はサッカーの新たなる可能性になりそうなキングスリーグについて書いていきます。
①主催はあのレジェンド
今サッカー界では新しいコンテンツが話題となっています。
キングスリーグ。2022年11月にスペインで発足された7人制サッカーのリーグで、主催(チェアマン)は昨年現役を引退したレジェンド、ジェラール・ピケ氏。
リーグ方式こそは冬季と夏季の2シーズン制で行われ、計12チームによるリーグ戦を行い上位8チームがプレーオフで優勝を争うありきたりと言える方式ですが、何よりその運営方法やルールが非常に画期的且つ独自的なもので、現代社会にも上手くフィットしていることで注目を集めています。
実際3月下旬にバルセロナのカンプノウで行われたファイナルフォー(準決勝・決勝)では約9万2000人の観客が集まり、Twich、YouTube、TikTokなどの配信でも無料で配信され、最大同時接続時には約50万人が視聴したとされ大盛り上がりを見せています。
②斬新とも言えるルールと詰まっているエンタメ性
キングスリーグの特徴としては元マドリーのカシージャス氏や元バルセロナのアグエロ氏等の元選手や、国内で絶大な影響力を持つ配信者イバイ・ラノス氏らインフルエンサーがチームオーナーを務めており、そのオーナー自身が試合に関わることが出来ます。(試合に出場することも可です。)
また毎節ごとにゲスト・プレーヤーを一人加える事が出来、その選手もロナウジーニョ、カプデビラ、チチャリートと非常に豪華で、今後はネイマール(現パリSG)等現役選手の参入も考えられています。
ルールも斬新で
・「即PK獲得」「1分間得点が2倍」「相手のカードを奪う」「相手選手を2分間退場させる」「どのカードにもなるジョーカー」が書かれているカードを引き試合中いつでも使うことが出来る「ゴールデンカード制度」
・交代は無制限でイエローカードは2分間、レッドカードは5分間の一時的な退場とする
・VARは自ら審判団に要求するリクエスト制度(1回)
・キックオフは自陣のゴールラインから一斉にスタートしセンターラインでボールを奪い合う
・引き分けは無くピッチ中央からドリブルで持ち運び、5秒以内にシュートを放つルールのPK戦で決着させる
というものであり、サッカーでよくつまらない要因とされる
・退場者が出た時の一方的な展開
・受動的であり尚且つ時間もかかる(盛り上がりに欠ける)VAR
・トランジションに乏しく試合によっては全く激しさがない
を解決させており、エンタメ性に詰まったものになっています。
③数々の真剣勝負を経験している人物だからこそ
それに対してラ・リーガのテバス会長はキングスリーグを「サーカス」と評し牽制。
普通なら受け流す所で反応してしまったことから、いかにこのコンテンツの出来がいいかが分かります。
またピケ氏も情報を受け取るスピード化と効率化を求められている現代社会において、「若い視聴者を惹きつけるためには、より短く、より面白いコンテンツを作成する必要がある」と発言しており、今後も洗練されていくことになるでしょう。
そして何より重要であるのが主催やオーナーにラ・リーガやW杯で数々の真剣勝負を経験しサッカーを知り尽くしている人物がいる事で、言葉に大きな説得力がある事です。
恐らくインフルエンサーのみであれば僅か半年でここまでの反響は無かったと思いますし、ここまでエンタメ性に溢れたものには中々ならなかったでしょう。
引退後何かを起こしてくれるとは思いましたが、予想を超えるサッカーの新たなる可能性を作り出したピケ氏。現在はシーズン2が開幕、女性版のクイーンズリーグも開幕されており、今後の動きも非常に楽しみです。
では
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