今回は阪神タイガースvs広島・巨人戦の感想を書いていきたいと思います。
※広島戦はダイジェストしか見ていないので結果とトピックだけ書いておきます。
阪神 2-3 広島 ●ケラー ２敗
西6回途中1失点の好投も、守護神ケラーの連続背信投球でサヨナラ負け。27年ぶりの開幕4連敗。
阪神 3-8 広島 ●伊藤将 １敗
伊藤将7回途中4失点で交代（自責点6）。ロハスの本塁打、佐藤輝のタイムリーもありながらも大量失点で敗戦。1995年ぶりの開幕5連敗。
阪神 2-3 広島 ●秋山 １敗
秋山4回まで無安打投球も5，6回に連続失点し逆転負け。佐藤輝タイムリーもロハスが大ブレーキで球団初の開幕6連敗
阪神 5-6 巨人 ●藤浪 １敗
阪神 4-5 巨人 ●小川 ２敗
阪神 5-9 巨人 ●ガンケル １敗
0勝 9敗 0分 29得点 54失点 6位
①希望が見えにくい7連敗目
先発は藤浪投手。初回坂本、ポランコ選手に連続本塁打を浴びると、2回には大城選手に本塁打、3回にはエラーも絡み丸選手にタイムリー、4回には坂本選手に犠牲フライを打たれ4回6失点で降板します。
追いつきたい打線も菅野投手にほぼ完璧に抑えられていたものの、5回1アウト2塁から糸井選手がタイムリーを放つと、6回には近本選手のタイムリースリーベース、小幡選手のファーストゴロの間に近本選手が帰還し3点差とします。
しかしその後は巨人中継ぎ陣に反撃の勢いを絶たれると、9回には大山選手の意地の2ランがありながらも及ばず敗戦。結局追いつけなかった打線、そしてマルテ選手の途中交代もあり希望が見えにくい7連敗目となりました。
②セリーグワーストの開幕8連敗
先発は2試合目の小川投手。初回巨人先発山﨑投手を攻め立てると1アウト満塁のチャンスから大山選手が2点タイムリーを放ち先制します。しかしその裏坂本選手に2試合連発の2ランを浴びると、2回には丸選手、3回にはポランコ選手に本塁打を浴び4失点。
4回に近本選手のタイムリーで1点を返すも、5回には2番手桐敷投手が押し出しの四球で追加点を浴び2点差とされます。その後共にスコアは動かず9回を迎えると糸井選手のタイムリーで1点差に詰めますが佐藤輝選手の当たりはショートフライ、ギャンブルスタートで飛び出した近本選手がアウトのダブルプレーで試合終了。ベンチワークでも勝利を逃す形となり、セリーグワーストの開幕8連敗を喫しました。
③セリーグワースト記録の開幕9連敗
先発は今シーズン初となったガンケル投手。初回佐藤輝選手が決定機を逃すと、その裏1アウト満塁のピンチで中田選手にグランドスラムを浴び早々に4点リードを奪われます。また5回には浜地投手が岡本選手にソロホームランを浴び1点を追加されます。打線もルーキー赤星投手を崩せずにいますが6回糸井選手が2ランを放ち2点を返します。
しかし7回アルカンタラ投手が四球も絡み1アウト満塁のピンチを作ると、打ち取った打球はショートへの内野安打になってしまうと、さらに吉川選手の当たりも糸井選手が取れず走者一掃のタイムリーツーベースで3点を追加されます。
9回に木浪選手、梅野選手の連続本塁打もありましたが時すでに遅しでセリーグワースト記録の開幕9連敗を喫しました。
総評
ケラー、アルカンタラ、ガンケル投手と調整不足が目立ちマルテ、ロハスは深刻な不振と助っ人がまるで機能していません。さらに先発陣が先制点（しかも大量失点）を許し、ミス（エラーにならないものも含む）も重なり追加点を許し、追いつかない程度の反撃でゲームセットとチーム状態は矢野政権で過去最悪とも言えます。
特に心配なのは中軸である近本、佐藤輝、大山選手が「打っている」ことで、仮に投手陣が立て直した際に得点力不足に陥る可能性は捨てきれず、攻守のかみ合わせが最悪であることがわかります。先発陣が抑えるか打ち勝つか、初勝利を挙げるにそのどちらかになりそうです。
また守備難は相変わらずでいい所は特に見当たらず、仮に1勝できたとしても1昨シーズンのようなV字回復は極めて難しいと思います。
矢野監督の開幕前の辞任発表などが叩かれてはいますが、個人的には開幕の逆転負けがきっかけで完全に歯車が狂った感はあるので、まずは1勝、下手にベンチは動かずオーソドックスに戦って勝利して欲しい所です。チームにその力は十分にあると思いますので、、、。
では
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