グループリーグ同勝ち点で迎えた両チームの直接対決。まさしく「天王山」です。
ということで先日行われたW杯予選イタリアvsスイスの感想です。
両チームのスタメン&結果
前半
イタリアはビルドアップ時に左肩上がりを行える4-3-3を採用、対するスイスはジョルジーニョを押さえる4-4-1-1の4-2-3-1を採用していました。
試合はイタリアがボールを保持する展開になりますが、スイスのハイプレスからの同サイド圧縮を行うタイトな守備に苦しみ、ビルドアップに苦労します。するとカウンターから抜け出したオカフォーの折り返しをヴィドマーが豪快に叩き込みスイスが先制します。
しかし追いつきたいイタリアは中央の縦パスを入れる為サイドチェンジ等を有効に使いスイスの布陣をこじ開けに入ると、タイミングを外したフリーキックからディ・ロレンツォが合わせイタリアが同点に追いつきます。
そして同点のまま前半を終えます。
後半
後半イタリアはややロカテッリが低い位置にポジショニングすることでボールの潤滑を促すと、ウイングやインサイドハーフが下がっていくことでスイスのブロックを縦に揺さぶっていきます。するとスイスは前半からの疲れもあってその縦の動きについていけなくなるとイタリアが完全に流れを掴んでいきます。
しかしベラルディ、トナーリを投入しキエーザをセンターに回すも起点を失ったイタリアの攻撃はやや連動性を失い、スイスもリカルド・ロドリゲスが負傷の為ガルシアに交代すると左からのカウンターの精度が下がってしまいます。
そんな中流れを変えたのはイタリア。ラスパドーリを投入されチームの裏を使う意識が高まると、飛び出したベラルディをガルシアが倒してしまい痛恨のPKを献上してしまいます。しかしそのPKをジョルジーニョがまさかの失敗。勝ち越し点を奪えることなく引き分けで試合が終了しました。
総評
イタリアは、選手の配置の修正や交代による修正(キエーザのセンターフォワード起用は状況的に嵌っていなかったとは思いますが、数分でラスパドーリを投入して見事なリカバリーを行っています。)良いサッカーをしていただけに残念な所です。また名手ジョルジーニョはここでまさかのPK失敗。後々に引きずらないで欲しいです。
対するスイスはオカフォーの抜擢が嵌りました。特にサイドを狙うカウンターはイタリア右サイドの守備を困難に陥れ度々決定機を作っていました。ただ攻め込む際の「間」が足りなくフルスロットル状態だったので、後半からはやや息切れ気味に。それでもしっかりと敵地で勝ち点1を獲得し、成果を挙げました。
この引き分けによりグループリーグは最終節にもつれ込みました。イタリアはグループ3位の北アイルランド、そしてスイスは4位のブルガリアと対決。最終節まで見逃せない戦いが続きそうです。
では
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