今回はワールドカップ予選ヒストリーを書いていきたいと思います。
5回目は「2006年 アフリカ予選」です。
①ワールドクラスの台頭
2006年ドイツW杯のアフリカ予選は、時代の移り変わりを予感させる始まりでした。
その要因は小国からワールドクラスが出て来たことが大きかったと思います。
ガーナからはエッシェン(チェルシー)、ムンタリ(ウディネーゼ)
など強豪クラブの中心を担う選手が出てきており、その代表的だったコートジボワールからは
エブエ(アーセナル)
カデル・ケイタ(リール)
など正に「アフリカのオールスター」とも言えるスター選手を揃えており、予選はともかく本選での躍進を期待されていました。
そんな中、抽選でトーゴはセネガル、ガーナは南アフリカ、コートジボワールはカメルーン、エジプトと同居する激戦区に巻き込まれ、壮絶な出場枠を争うサバイバルが予想されました。
②常連国の苦戦
そんな中苦しんだのは前回のW杯の出場国でした。2002年W杯でベスト8まで勝ち進んだセネガルはそこから下り坂を迎えトーゴとの首位争いに巻き込まれ、南アフリカ共和国は守備に難を抱えていました。
そして長らくアフリカの強豪国として君臨していたカメルーン、ナイジェリアも、前者はピッチ外の騒動(ワンピース型ユニフォーム等)やチームリーダーのエムボマの代表引退など若手にシフトしたもののコートジボワールの勢いに大苦戦し、後者はチーム内外(協会や政界)の干渉が絶えず、ライバルのアンゴラに1分1敗と勝ち切れませんでした。そのような常連国の苦戦は、予選をさらに熾烈なものとしました。
③勢力図の変化
その結果出場国はトーゴ、ガーナ、コートジボワール、アンゴラ、チュニジアに決まり、前回大会から引き続き参加したのはチュニジアのみと新しい顔ぶれが揃いました。
アフリカの強豪国もカメルーン、ナイジェリアからガーナ、コートジボワールに移り変わり、前述した
カデル・ケイタ(リヨンへ)
等は次々とステップアップしていきます。
その後2010年のW杯ではカメルーン、ナイジェリアが勢いを取り戻しており、更に予選が激戦区となっていきます。
アフリカサッカーにとって2006年W杯は、新たな時代の幕開けになった年になったのでした。
では
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