※ネタばれ有
今回は「ヱヴァンゲリヲン新劇場版 破」について書いていきたいと思います。
①「式波」アスカ・ラングレー
今作は冒頭から新要素満載です。四本足の「エヴァ仮設5号機」に謎のエヴァパイロット「真希波・マリ・イラストリアス」が登場。加持リョウジが絡んでいることから余計に怪しさが漂います。「365歩のマーチ」も歌っていますしね。
さらに畳みかけるようにエヴァ2号機&「式波」アスカ・ラングレーが登場。なんか名字が変わっています。しかも加持リョウジに興味なし&ゲーム機を常に持ち歩いていて学校でも立ち位置も全く違う等、大幅な変更が見受けられます。あくまでTV版を準拠していた「序」と違い、「違う作品である」という意思が伝わります。
②アスカとレイの変化
そしてアスカ、レイに明確な変化が表れていきます。友達やシンジとのコミュニケーションを通じて他人との触れ合いの良さを感じていくアスカ、シンジへの明確な好意を見せ親子仲を取り持とうとするレイ。二人のこの変化は微笑ましい限りです。
「碇君と一緒にいるとポカポカする。 私も、碇君にポカポカしてほしい。 碇司令と仲良くなって、ポカポカしてほしいと思う。」
しかしそのつかの間の「休憩」が過ぎた時、新たな悲劇が起こってしまいます。
エヴァ4号機の消失事件によりエヴァ3号機の起動実験が日本で行われます。そこでパイロットに選ばれたのはなんとアスカでした。「そっか、私、笑えるんだ」
案の定3号機は暴走し初号機が向かいますが、シンジは戦うことが出来ずダミーシステムが発動されます。そして「今日の日はさようなら」をBGMに惨劇が繰り広げられます。
③最強の使徒
そして出てきました「最強の使徒」第10使徒。圧倒的な力で侵攻する中立ちふさがるのはマリが乗った2号機。新システム「獣化第2形態 ザ・ビースト」を発動されます。しかし「最強」の前には力及ばず撃沈。その後零号機が自爆覚悟の特攻を仕掛けますがダメージを与えられず「喰われて」しまいます。異形の姿になり侵攻し続ける第10使徒。
レイを助ける為に再びシンジは初号機に乗り込みますが、内臓電源が切れ大ピンチ。しかし初号機は「神に近いもの」に変化。使徒を撃破しレイを助けます。
サードインパクトが進んでしまう中、初号機に槍が突き刺さります。そこにいたのは渚カヲルの乗るエヴァMark.06でした。
TV版から流れが変わり、次の展開が凄く気になった「破」ですが、次回作は色んな意味で見事に期待を裏切ってくれます。
では