今回は千葉ロッテマリーンズに移籍が決定した元阪神タイガーズの鳥谷敬選手について書いていきたいと思います。
①一からの挑戦
「やっと決まったな。」というのが率直な感想です。井口監督の存在もあり度々噂にもなっていましたが中々決まらず、現場とフロントの意見の不一致があったのかなと思っていましたが無事決まる形となりました。
ロッテ側からしても怪我人も発生して層に不安があるという内野手の獲得は理にかなっているものだと言えます。
②阪神のレジェンド
言うまでもないですが鳥谷選手は間違いなく阪神のレジェンドとも言える存在です。
通算(2004~2019)
.280 2085安打 138本 822打点 1046四球
広角に打球を打ち分けるバットコントロールを持ち、名球会入り条件である2000本安打を達成しています。そして球界屈指の選球眼を持ち四球も選べるクレバーさも持ちます。守備も上手く球界屈指のショートとしてGG賞を4回、サードで1回獲っています。
また年間を通して非常にプレーに安定感があり、元阪神のメッセンジャー投手から「マシーンのようだ」と例えられたこともあります。怪我にも強くNPB歴代二位の1939試合連続出場記録を作っています。しかし正確には怪我はそこそこしていたため「痛みに強い」といった方がいいかもしれません。
しかし
昨シーズンの成績
.207 0本 4打点 16三振 出塁率.298 長打率.261 OPS.559
と昨シーズンは結果を残すことが出来ませんでした。また度々指摘されていた加齢や金属疲労による衰えが顕著になってしまったシーズンでもありました。その中シーズン途中球団から戦力外通告を受け今に至ります。
その時の球団の対応は未だに理解できませんが指針としては納得せざるを得ませんでした。
③周りへの影響
球界でも屈指の練習量を誇るが一人で黙々とやるタイプなので、育成とかは期待出来ないという声が阪神時代には多かったです。しかし単純に学ぼうとする意欲があるかないかの問題だと思われるので個人的には気にしていません。
ロッテの選手もその練習に対する姿勢や試合への準備、体調管理と色々学ぶことはあるとは思いますのでそういう意味でも獲得は大きいものではあると思います。
リーグこそは違いますが同じ縦縞のユニフォームに袖を通した鳥谷選手。今後の活躍もずっと見ていきたいと思います。ただ交流戦では石崎投手共々お手柔らかにお願いします。
では