今回は主要欧州リーグの2023~2024シーズン、躍進するクラブについて書いていきたいと思います。
3回目は「ナポリ」です。
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基本布陣
①指揮官の柔軟な対応もあり首位戦線に留まる
今シーズン新監督に就任したナポリは前年10位&相次ぐ指揮官交代で混乱していたチームに規律と安定感をもたらし、年明け首位で折り返す事に。特に僅かな期間で組織力を植え付けたその手腕は特筆に値すると思います。
しかし冬の移籍マーケットで崩しの切り札であったクワラツへリアがパリに移籍。さらに代役として期待されたダビド・ネーレスが怪我で離脱と危機的状況に陥ります。
それでもコンテ監督はその直後の節で3-5-2に変更。これまで殆どレギュラーとして起用されなかったラスパドーリを2トップの一角として起用。するとラツィオ戦でゴールを記録しその期待に応える等、指揮官の柔軟な対応もあり首位戦線に留まっています。
②前所属先から見違えるプレーを披露
そんな中でも輝きを見せているのはマクトミネイ。前所属のマンチェスターユナイテッドでは特に守備面で無気力なプレーが目立ち、追い出されるようにナポリに移籍してきましたが、新天地では持ち前のアグレッシブなプレーが復活し、攻守共に存在感を発揮。早くもリーグ6得点を記録する等決定力も発揮し、今やチームの軸となっています。
またアンギサは昨シーズンまで推進力や技術には優れているも判断力には乏しい部分が見られましたが、今シーズンは役割がはっきり明確化したのか迷いなくプレーし、持ち味を十分に発揮。司令塔としてゲームをコントロールしているロボツカを加えた3センターはインテルと並んで国内屈指のユニットとなっています。(ただアンギサは負傷で1ヶ月ぐらいの離脱が決定しました、、、。)
③移籍市場での振る舞いと、主力の固定化からくる「疲労」
しかし現状4試合未勝利(3分1敗)と足踏みしており、先日は昇格組のコモにミスもあり敗戦と低迷しています。やはりクワラツへリアの移籍によるオフェンス面の迫力不足は否めず、エースルカクは徹底マークに合いこの4試合では無得点に終わっています。
正直クワラツへリアの代わりとして獲得したのは、勝負強さは見せるものの調子の波が激しいオカフォーと物足りなく、後半戦は前述した3-5-2をどこまで熟成させられるかが勝負になりそうです。
またフィールドプレイヤーで1800分以上出場している選手が7人と主力の固定化からくる「疲労」も気になる所。セリエAに専念出来る状況ではあるものの、疲れが見える選手もいる為、いかに主力を休ませていけるかも勝負になりそうです。
ただ前シーズンの混乱ぶりから正直スクデット争いに加われていること自体が快挙と言えるナポリ。今後どのような戦いぶりを見せてくれるのか楽しみです。
では
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