優勝候補と名高いイングランド代表がついに登場。相手は2018年W杯で敗れたクロアチア代表、リベンジを果たしたい所です。
ということで先日行われたイングランドvsクロアチアの感想です。
両チームのスタメン&結果
①共にチームが機能しないまま
イングランドは左サイドバックにトリッピアーを起用した守備時4-1-4-1の4-3-3を採用、対するクロアチアは守備時にはインサイドハーフの一人が前にプレスをかける4-4-1-1の4-3-3を起用してきました。
試合はイングランドがボールを保持する展開になりましたが、とにかく各自のポジショニングが噛み合っておらず攻撃が停滞します。左ではスターリングが幅を取りますが攻め上がりに持ち味を発揮するトリッピアーが詰まり渋滞状態に。右もウォーカーの攻め上がりが少なく、誰も幅を取っていない時間が多かったです。フォーデンのポスト直撃弾等散発的な攻撃は見られましたが機能していたとは言い難かったです。
対するクロアチアもセンターバックのビルドアップ能力の物足りなさを3センターが埋める形になりましたが、結果的に1トップに対して常時3人でボールを回すことになり後ろに重い状況になります。また連動した動きが少なくスムーズさを欠き単調な攻撃に終わることになります。共にチームが機能しないまま前半を終えます。
②EURO初戦初勝利
後半先手を取ったのはイングランドでした。フィリップスの見事なスルーパスにスターリングが合わせて先制点を挙げます。
同点に追いつきたいクロアチアはヴラシッチ、ブレカロ、ペトコビッチを投入し打開を試みますが、バイタルエリアに人を送り込めずサイドでボールを回すばかりでイングランドDF陣を助けてしまい、脅威になる場面は数える程でした。結局クロスでの放り込みやモドリッチのミドルに頼る他無くゴールを挙げる頃は出来ず試合は終了。イングランドは内容は芳しくないもののEURO初戦初勝利を挙げることが出来ました。
③互いに大きな課題
勝利したもののイングランドは細部を詰め切れておらず、戦い方が中途半端な印象があります。共に優勝候補であるイタリア、オランダと比べても完成度は雲泥の差で、グループリーグはともかく強豪国相手ではかなり分が悪いと考えられます。タレントは十分すぎる程豊富なだけにサウスゲイト監督は何とか立て直したい所です。
対するクロアチアは18年より明らかに弱体化した印象が強いです。センターバックのビルドアップの拙さは相変わらずですが何より中盤の構成力が著しく下がっており、モドリッチに呼応する選手がいないのが非常に気がかりです。18年のラキティッチのようにコバチッチが良きパートナーに慣れるかがカギになりそうです。
互いに大きな課題を持つ2チーム、今後の戦いにも注目です。
では
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