今回は主要欧州リーグの2025~2026シーズン序盤のインパクトチームについて書いていきたいと思います。
順位はもちろんのこと、戦術、内容でインパクトを残したチーム中心で書いていきます。
3回目は「エスパニョール」です。

主な布陣&選手

①守備の中心であった二人を失う
昇格1年目となった昨シーズンは最後の最後まで残留争いをするも、冬に加入したロベルト・フェルナンデスの活躍もあり最終節で残留を決めたエスパニョールですが、オフには守護神であったジョアン・ガルシアをライバルであるバルセロナに売却し、守備の中心選手であったクンブラはレンタル先のローマに帰還と守備の中心であった二人を失う事に。
代わりにゴールキーパーにはレガネスで再び評価を上げたドミトロビッチ、センターバックにはリーデル、ルビオと後釜は確保したものの、チームの根幹となるポジションなので不安を残した状態で開幕を迎えました。
②組織的な守備と強力なサイドアタックが光り
しかし開幕戦のアトレティコマドリード戦で見事な逆転劇を演じ金星を挙げると、その後2勝1分で乗り切り好スタートを切ります。その後レアルマドリード、ベティスと上位クラブには流石に力負けを喫するも(11節にアラベスに敗北)11節を終え5勝3分3敗と勝ち星が先行し、上位に食い込む事になります。
その要因はマノロ・ゴンサレス監督が志向するサイドアタックにあり、エル・ヒラリ、ロメロの両サイドバックとサイドアタッカーが繰り出すサイドアタックは高い質のクロス、そしてこぼれ球を狙う意識が高く、チームの大きな武器に。その恩恵を受けたミジャはタイミングの良い飛び出しでチーム最多の4ゴールを記録しています。
またエスポジトはシンプルながら的確なパスで多くのチャンスを作り、一昨シーズンの十字靭帯断裂の後遺症から完全に抜け出す事に成功。レギュラーとしてチームを引っ張る活躍をしています。
守備でも新守護神のドミトロビッチが前守護神の移籍を感じさせないパフォーマンスを披露。また4-4-2のブロックはしっかり組織として機能しており、高い強度を誇っています。
③ボールを「持たされた」際の攻撃のアイデアは乏しく
ただ現状ではカウンターとサイドアタックが生命線であり、ボールを「持たされた」際の攻撃のアイデアは乏しく、また守備でもクロスを上げられた際にボールウォッチャーになってしまう等課題はあり、後々チャンピオンズリーグを争えるようなチームかと言われれば疑問符が浮かびます。
それでも現在の戦いぶりは見事の一言で、上位進出も夢ではない状況。前述したドミトロビッチやエスポジト、ミジャ、センターバックのカブレラを含む叩き上げ集団がどこまで突き進んでいくのか、今後の戦いぶりに注目です。
では
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