今回は阪神タイガースvs巨人戦の感想を書いていきたいと思います。
阪神 2-0 巨人 ○ビーズリー 4勝1敗 ゲラ 3敗10S
阪神 1-2 巨人 ●才木 8勝3敗
阪神 3-4 巨人 ●大竹 6勝5敗
42勝 40敗 5分 250得点 239失点 4位
①新たな巨人キラーに名乗りを挙げる活躍で、初戦をモノに
先発はビーズリー投手。3回までは巨人先発赤星投手との投手戦になっていましたが、4回に2アウト1,3塁のチャンスを作ると、大山選手の2点タイムリーツーベースで先制します。
援護を貰ったビーズリー投手は4回、6回のピンチを見事乗り切るも、打線は中々追加点を挙げられず僅差のまま終盤に。
それでも7回、8回を石井、桐敷投手で乗り切ると、9回はゲラ投手がしっかり抑えそのまま試合終了。
ビーズリー投手はこれで昨年から対巨人戦に5試合投げ、18.2イニング無失点。新たな巨人キラーに名乗りを挙げる活躍で、初戦をモノにしました。
②133球の力投に打線が応えることが出来ず
先発は才木投手ですが、初回1アウト1,2塁のピンチを背負うと岡本、大城選手にタイムリーを打たれ2点を先制されます。
しかし2回に2アウト1,2塁のチャンスを作ると、小幡選手のタイムリーですかさず1点を返します。
その後才木投手は2度の満塁のピンチを抑える等熱投を見せますが、打線は散発的な攻撃しか見せられず、圧倒される形でそのまま試合終了。
才木投手の133球の力投に打線が応えることが出来ず敗北しました。
③得たものが少なく失うものだらけの試合
近本、中野選手をスタメンから外した試合、先発は大竹投手。2回打線はノーアウト2塁のチャンスを作ると、大山選手のタイムリーツーベースで先制点を挙げると、小幡選手もタイムリーを放ち2点のリードを奪います。
しかし3回1アウト2,3塁から吉川選手に犠牲フライを許し1点を返されると、4回にも坂本選手に犠牲フライを許し同点に追いつかれます。
しかし直後の5回に2アウト2,3塁から渡邊選手がタイムリーを放つも、その裏ヘルナンデス、岡本選手にタイムリーを打たれ逆転を許します。
その後打線はチャンスらしいチャンスを作れずそのまま試合は終了。この試合で一人遊撃手として守り続けていた小幡選手が負傷。さらに交代した1,2番も活躍出来ずと得たものが少なく失うものだらけの試合となりました。
総評
このカードも1勝2敗で終え、ゲーム差を離される事に。この事時点ではまだゲーム差が開ききっていないので巻き返す可能性は十分あると思いますが、今後を左右する不安要素が出てきています。
まず小幡選手の怪我ですが左もも裏の肉離れであることが判明。最近打撃成績が上向きレギュラーを掴み切れていただけに非常に残念な離脱となりました。
代わりには木浪選手が昇格するものの彼も怪我明けで、層が薄い現状は変わらず。熊谷選手がこなせてはいるもののあくまで緊急時の起用のみ。かなり綱渡りの状況となっていきそうです。
そして才木投手の球数問題。これまで16試合に先発し完投4回、完封3回と先発陣を引っ張ってくれた存在ですが、2年前にトミージョン手術を行っており本格的にローテーションで投げているのは昨年が初めて。その昨年にしても抹消期間があり1年通して投げることが出来ませんでしたが、その投手が現時点でリーグトップの1788球を早くも投じてしまっています。恐らくこのままローテーションを任せれば、多くの投手が選手生命の危機に晒された「危険領域」となる2500球を超えるのは確実で、前述の怪我の影響もあり今年は良くても来年に大きな影響を与える可能性は高いと思います。
また桐敷投手や石井投手の「集中登板」も気になる所で、今後崩れる可能性は捨てきれない状況。今後は将来を考えて敢えて「捨てなければいけない試合」も必要になってくるでしょう。
正直チーム状況を見る限り、ここで無理をさせると今後に響きそうな状況。岡田監督初め首脳陣の方は目の前の試合に勝つということも大事ですが(その気持ちは監督の発言から痛い程伝わります。)、同時に今後を考えた選手運用を出来るだけ考えて欲しいです。
では
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