今回はACミラン所属のアドリアン・ラビオ選手について書いていきたいと思います。

経歴
ラビオ選手はクレテイユの下部組織でキャリアをスタートさせ、その後複数のクラブを渡り歩き(マンチェスターシティも含みます。)、2010年にパリ・サンジェルマンの下部組織に入団し2012年にプロデビューを果たします。
その後2013年1月にトゥールーズにレンタル移籍を経た後に再びパリに戻ると、ブラン監督の意向もありコンスタントに出場機会を得る事に。その後もスター揃いのチームにおいてレギュラークラスとしてプレーするも、2019年に切れる契約の延長を拒否し構想外に。結局は喧嘩別れの状態でフリーでセリエAのユベントスに移籍する事となります。
ユベントスでも5シーズンもの間プレーし、中盤の柱と評される程の活躍を見せるもまたしても契約面で揉め、2024年にマルセイユにフリーで移籍。
マルセイユでも初年度からレギュラーとしてプレーし存在感を発揮するも、2025-2026シーズン開幕節のレンヌ戦後のロッカールームでチームメイトのロウと口論の末に乱闘騒ぎを起こしチームから半ば追放され、同年にイタリアのACミランに移籍。
ミランでは怪我はあったものの3センターの一角として見事なプレーを披露し、中心選手として活躍しています。
フランス代表では2016年に初招集されるも、2018年W杯の際には予備登録扱いに不満を持ちメンバー入りを拒否。しかしその後は主力としてコンスタントに招集されており、本戦でも有力候補になっています。
①フィジカル、技術、そして判断力を備えた万能型MF
ラビオ選手はフィジカル、技術、そして判断力を備えた万能型MFであると言えます。
191㎝の大柄な体格を活かした高さ、推進力、そしてスタミナを持ち、攻守共に強度をもたらし、そして足元の技術を用いた高いキープ力と正確な左足からのキックでゲームメイク。そして機を見た推進力溢れるドリブル、そして強烈なミドルでゴールを強襲します。
また判断力全般に長けており、相手を問わないのも大きな長所に。パリではヴェラッティ、ユベントスではロカテッリ、そしてミランではモドリッチと良好なコンビネーションを行いチームを見事に機能させています。
②自らの価値を下げてしまう行動と、母親の存在
このようにプレー面では目立った短所が無いラビオ選手ですが、問題なのは素行面。前述したようにチーム内で乱闘騒ぎを起こしたり、プライドの高さからW杯のメンバー拒否を行う等、度々問題行動で話題になってしまっています。
そして何より代理人でもある母親が問題発言を度々放ってしまい各クラブとの軋轢を生む事に。これだけの能力を持ちながらも数多くの下部組織を渡り歩き、プロになってからも最後は喧嘩別れの形でクラブを去る等、自らの価値を下げてしまう結果になっています。
③暫くはピッチ外での大暴れは無さそう
ただ現状クラブでは問題なくプレー出来ており、モドリッチとの補完性も高く早くもチームに欠かせない存在に。ユベントス時代に師事しており自身を活かす方法を熟知しているアッレグリ監督の存在も大きく、ピッチ内では輝きを見せています。
また気になる契約問題も満了日は2028年6月末までであり、暫くはピッチ外での大暴れは無さそうです。
そしてフランス代表のデシャン監督も一度は対立関係になったものの和解しており、今では大きな信頼を寄せる程に。2026年W杯出場メンバー入りは怪我や極度の不振に陥らない限り堅いと言えます。
偉大なる才能を持ちながら、肉親、そして自らチャンスを潰してしまった感があるラビオ選手。それでも現在見せるプレーは高品質であるので、今後のプレーにも注目です。
では
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