※ネタバレあり
今回は「チェンソーマン」のキャラ「デンジ」について書いていきたいと思います。

①邪道で型破りな主人公
本作の主人公で、幼い頃に母親が病死し自殺した父親が遺した借金返済の為、偶然出会った瀕死の悪魔「ポチタ」と契約を交わし、非正規のデビルハンターとして働いている人物です。
くすんだ金髪にギザ歯が特徴の三白眼の少年で、基本的に目付きが悪く作中では「チンピラ」呼ばわりされる事が多いです。またまともな義務教育も受けておらず一般常識に欠けている部分はあるものの、その過酷な環境にも関わらず、素直で明るい性格と単純思考の持ち主でもあります。
ただ自分のようなカスには普通の家で三食、普通の飯を食って、働いて、出来たら恋人と付き合って、隙間時間は自分のやりたい様にやって、柔らかい布団で寝るという所謂「普通の生活」は遠いと評しており、死ぬまで誰かに犬の様にこき使われて最期は使い捨てにされると思っていました。
「普通の暮らしをして、普通の死に方をしてほしい、俺の夢を叶えてくれよ。」
それ故目の前の欲望には非常に忠実であり、マキマを始め多くの女性に簡単に惚れ(そして上手く扱われ)たり、小銭のためにプライドや直前までの意見を捨てる事も躊躇しない等、主人公としては邪道で型破りな人物であると言えます。
②騒がしくも「普通の生活」を送る
作中では上記の借金もあり自分の臓器を売れるだけ売り払い悪魔退治や木こりのアルバイトを行うも、その日の食事すらままならぬ極貧生活を送っていましたが、ある時「ゾンビの悪魔」と契約したヤクザたちに殺害されるも、ポチタと「デンジの夢を見せて欲しい」という契約を結び蘇生。
チェンソーマンへと変身する能力を手に入れゾンビの悪魔とヤクザたちを皆殺しにして借金をチャラにした後、マキマに拾われて公安所属のデビルハンターになりました。
その後恩人であるマキマに好意を持ち、銃の悪魔を倒して彼女に認められる為に奮闘。アキやパワーと同居し、騒がしくも「普通の生活」を送ることになります。
「俺は軽〜い気持ちでデビルハンターなったけどよぉ、この生活続ける為だったら死んでもいいぜ」
またコウモリの悪魔、永遠の悪魔等を倒す等デビルハンターとしても着実に成果を挙げ、サムライソードには1度は敗北するも岸辺の修行もあり勝利。
そして憧れであるマキマとのデートで浮かれる中、急な雨に見舞われ雨宿りしていると、ある少女に出会う事になります。
③兎に角「斬り刻む」
心臓のポチタと繋がっているスターターロープを引くと頭部がオレンジ色のチェンソーを模した仮面状になり、両腕や両足からチェンソーの刃を生やすことで「チェンソーマン」へ変身。相手に突っ込んで、そのチェンソーで兎に角「斬り刻む」ことで相手を無力化します。
いたってシンプルな戦闘方法をしていますが、特筆すべきはその「回復力」で、。「首の骨を折られる」「下半身を文字通り消し炭にされる」など即死級のダメージを追っても少量の血を与えスターターさえ引けば再生し復活。
さらに精神攻撃を使ってくる相手に対しては自身の脳を切りながら攻撃するという戦法で対応する等、どんな敵にも臆さない精神力と柔軟な発想力・機転も大きな強みであるので、戦いが長引けば長引く程優位になります。(自給自足という永久機関も発明)
「永久機関が完成しちまったなアア〜!!これでノーベル賞は俺んモンだぜ〜!!」
ただ序盤は素の戦闘力が足りなかったのでサムライソードには一度完膚なきまで敗北する事に。それでも岸辺の修行もあり戦闘能力自体はかなり向上しており、手練れの悪魔ともやり合う事が出来ています。
欲望に忠実も余りにもチョロいデンジ。今回惚れた少女は果たして味方か、敵か、注目です。
「痛くて死にそ~って思いながら俺のこんがらがった脳みそで」
「よォ~く思い返してみたんだけどよ~」
「俺が知り合うおんながさあ!!全員オレん事殺そうとしてんだけど!!」
では
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